Rockbox
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| Rockbox | |
| image:Image:Rockboxlogo.png | |
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| image:Image:Rockbox-ss-ipod5g-ipodvision.png iPod ビデオのipodVisionテーマ |
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| 開発元: | The Rockbox Project |
| 最新版: | 2.5 / 2005/9/22。カレントビルドは毎日 |
| 種別: | ファームウェア |
| ライセンス: | GNU General Public License |
| 公式サイト: | http://www.rockbox.org/ |
Rockboxは様々なデジタルオーディオプレーヤに載っているファームウェアを置き換えるフリーソフトであり、拡張性の乏しいプレーヤに様々な機能を追加するためのプラグイン機能を(多くの場合、元のファームウェアを取り除かないで)提供する。拡張機能にはPDA機能、アプリケーション、ユーリティ、ゲームを含む。2000年中頃に最初にリリースされたプレーヤにもビデオの再生機能を与える。また、盲目や視覚障害のユーザによる操作に適した声駆動のユーザーインタフェースを含んでいる。
Rockboxはハードウェア能力が非常に異なっている様々なポータブルオーディオデバイス上で動く。1ビットのキャラクタセルベースのディスプレイをもつ早期のArchosプレーヤーから、近代的な高画質のディスプレイ/デジタルの光学オーディオ機器/高度な録音能力をもっているプレーヤーまで対応している。 多くの場合、フラッシュメモリから実行されるよりも、ハードディスクからRockboxか標準のファームウェアのどちらかから読み込み可能なサポートされてるデバイスのフラッシュに最小限のbootloaderがインストールされる。また、フラッシュメモリへのインストールも特定のデバイスがサポートされている。
目次 |
開発
Rockboxプロジェクトは2001年の後半に始まり、初めはハードディスクのMP3プレイヤーやプレイヤーとレコーダーである初期のArchosシリーズ(唯一のフラッシュタイプであるOndioも含む)において行われた。なぜなら、メーカーがユーザーに供給しているインターフェイスやデバイスの操作における制約に対して、所有者が不満だったからである。これらのデバイスは比較的貧弱なメインとなるCPUしかなく、その代わり、MP3デコードチップである専用のハードウェア (MASと呼ばれる)に音楽再生をまわしていた。 それ故に、Rockboxは再生性能を大きくかえる能力がなかった。その代わり、Rockboxは非常に改良されたユーザーインターフェイスを提供し、工場出荷時のファームウェアには含まれていない機能のプラグインを追加した。
RockboxはArchosのデバイス上のフラッシュメモリーに永久的に書き込む能力があった。Rockboxは文字通りファームウェアの置き換えに成功した。
それ以降、Rockboxのバージョンはより洗練されたデバイスに向けて作り続けられてきている。Rockboxはソフトウェアでオーディオのデコードを行い、拡張性やArchosの移植に既に含まれている機能の増加だけではなく、オリジナルのファームウェアより沢山のオーディオフォーマットをサポートすることを潜在的に可能にさせている。特製のブートローダーで起動し始めた後、Rockboxはそれらのデバイスのハードディスクから立ち上がる。つまり、Rockboxをアップグレードするのにユーザーが必要なことはプレイヤーにファイルをコピーしてプレイヤーを再起動するだけである。リフラッシュ(ファームウェアに書き換えること)はブートローダーに変更が生じたとき(バージョンアップなど)のみに必要となる。しかし、とあるプラットフォームにおいては、全くいらないこともある。
2004年の後半に始まった初めてのこれらの移植はiriverが製造したモトローラー製のColdFireプロセッサーを使ったデバイス、つまりハードディスク・プレイヤーであるiriver H100 シリーズ(H110/H120/H140)だった。およそ1年後に、iriver H300 シリーズへの移植は機能的になり、同じような機能を提供するようになった。
- 2005年後半に、Apple社製のiPodにRockboxの移植が始まった。
- 2006年の1年間は、Cowon iAUDIO X5シリーズと同様に、Rockboxを様々なiPod(iPod photo, iPod nano, iPod 4g, iPod mini, iPod Video)で利用可能にした。
- 2007年2月には、iriver H10や東芝のGigabeat FとXシリーズへの移植が利用可能になった。
- 2007年3月5日には、Cowon iAUDIO M5への移植が機能的になった。
- 2007年3月11日には、SanDisk Sansa e200シリーズがRockboxの次のラインアップに追加された。
- 2007年5月23日には、iPod video 80 GBモデルに対応し、iPod videoのラインアップが完結した。
- 2007年7月27日には、iPod 1G と 2Gの最初のサポートが追加された。
- 2007年9月23日には、Sansa c200シリーズがラインアップに追加された。
現在、Rockboxは未完成のmpegplayerプラグインを使用し、MPEG再生に対応。[1]
現在のところ、メーカーの手助けをほとんど借りることなく、リバース・エンジニアリングによって全てのRockboxの移植は完了してきた。しかし、フリーソフトとして、沢山のRockbox開発者たちや支援者たちは最終的に新しい移植へのメーカーの正式な支援ないし、新しいデバイスへRockboxを移植する時には、少なくとも非公式の手助けを望んでいる。 今では一部の会社はRockboxに興味を示しているが、公式にソースコードをプロジェクトに提供してくれていたり、その会社のハードウェアにプロジェクトを含めてくれたりはしてくれない。 けれども、Sansaへの移植は真っ先にRockboxチームにサンプルデバイスを提供してくれたメーカーの要請で始められた。
ソースコードの変更ごとに新しい サブバージョンのビルドがリリースされることともに、Rockboxは継続的に開発されている。
カスタマイズ
Rockboxのアピアランスは特有のプラットフォームごとの制限に左右されるが、様々な方法でカスタマイズ出来る。フォントや表面と背景の色は追加したり選ぶことが出来る。その一方、メニューや再生中の画面のテーマを作るのには簡単なマークアップ言語が使われている。これらのテーマとして、背景や他の画像(アイコンのような物とか)があげられ、加えて、様々な拡張子、ID3タグ、ファイルの進歩状況、時間やシステムの情報があげられる。2007年11月11日の時点で、アルバムアート(ファイルに埋め込まれたアルバムアートをサポートしている訳ではない。(音楽ファイルと別にビットマップ画像ファイルが必要となる。))の表示が正式にサポートされた。Rockboxは原則的にファイルツリーが基本のプレイヤーであり、そしてフォルダ構造による操作が出来る。(フォルダはプレイヤーにドラッグ・アンド・ドロップすることができる。)しかし、最近のバージョンには、プレイヤーにファイルのID3タグからの情報を集めることを可能にしたデーターベース機能がある。ユーザーはその結果ファイル構造に関係なく、このデーターベースを用いることでファイルを操作することが出来る。
特徴
コーデック
ソフトウェアでデコードするプラットフォーム(Archos以外)では8つの不可逆コーデックと5つのロスレスコーデックと2つの非圧縮コーデックと4つのその他のフォーマットの再生をサポートしている。
不可逆コーデックではMPEG audio layers I-III (MP3/MP2/MP1)、 Ogg Vorbis、 MPEG-4 AAC、 Musepack、 AC3、 WMA、 Speex、 the lossy portion of WavPack hybrid filesに対応している。ロスレスコーデックでは FLAC、 WavPack、 Shorten、 Apple Lossless、 Monkey's Audioに対応している。 非圧縮コーデックでは Intel-style WAV と Apple AIFF に対応している。また、ゲームオーディオタイプであるADX、 SID、 NSF、 SPCの再生にも対応している。
注意:Monkey's Audioの対応は初期の段階であり、ほとんどデバイスにおいてリアルタイムに再生できるのは低圧縮の設定のみである。 また、DRM機構のファイルはRockboxにおいて再生できない。Rockboxはオープンソースのプロジェクトなので、この機能は意図的に決して実装されることはない。
特徴
オーディオファイルを再生したり録音したりする能力の傍ら、Rockboxは他のファームウェアが実装していないような沢山の強化された再生機能を提供している。 以下に掲載されているのはこれらの機能の一握りである。
- ギャップレス再生
- リプレイゲイン[2]
- 5バンド・パラメトリックイコライザ[2]
- OTF ("on the fly") プレイリスト
- True randomシャッフル (fresh randomly shuffled list every time)
- カスタムUIテーマ
- ステレオでの以下の形式への録音: WAV/AIFF/WavPack (ロスレス)/MP3[3] (デバイスのサポート)
- FMラジオとその録音 (デバイスのサポート)
- 遠隔操作 (デバイスのサポート)
- Digital SPDIFの入出力 (デバイスのサポート)
- Last.fmの対応 (even on players lacking RTC)
- Cue sheetの対応
- メニュー選択のバーの色と外観は変更可能
- Album art [4]
プラグイン
Rockboxの開発者は新しいプラグインを作ることが出来る。そして、ユーザーに各種のファームウェア・モジュールにおいて利用出来る別の強化された物を提供しているとは限らない。 現在の開発段階において、以下のプラグインは利用可能である。
- JPEGビュア (16 bit color/33 shade greyscale) [5]
- Rockboy Game Boy エミュレーター (Gnuboyのポート) [6]
- ZXBox ZX Spectrum エミュレーター (Spectemuのポート) [7]
- Doom (PrBoomエンジンのポート)
- WAV から MP3 へのエンコーダ
- WAV から WavPack へのエンコーダ
- MPEGビデオプレーヤ [1]
- 様々なゲーム(数独, ソリティア, マインスリーパ, pong等) (プラグインの公式リストはhttp://www.rockbox.org/twiki/bin/view/Main/PluginIndexを 参照)
- MIDIプレーヤ。いくらかのターゲットではリアルタイムで再生可能。外部の楽器セットが必要であり、Rockboxのページに用意されている。CPUが処理しきれなくなると、音飛びが生じる。
サポートしない機能
Rockboxの開発は絶えず行われている。しかし、Rockboxには外部の会社やプラットフォームのサポート不足のために、まだ実装されていない機能がいくつかある。
- Firewire
- DRM (故意に未実装)
- USB host capability ("USB On-The-Go") (これはGoogle summer of code 2007 projectの一部である。)
アーキテクチャ
Rockboxはフラットメモリモデル (これが メモリ管理装置なしで様々なプラットホーム上で動かすことを可能にしている。)と シングル プロセスを用いた、単純なカーネルで動いている[8]。 貧弱なスレッド は制御をオーディオ・スレッドを優先させる スケジューラに返す協調マルチスレッディングで動く。 つまり、プリエンプション(OSが優先順位の高いタスクに有利になるように、現在のタスクを停止したり、先取りする能力のこと)を行う唯一の方法は割り込みを通して行う。 OSやプラグインはC言語で書かれていて、繊細なコードを実行することにつけ加え、デバイスやプラットフォーム固有のコードの為にアセンブリ言語が用いられている。 この単純で軽いアーキテクチャーのおかげで、Rockboxは、1〜64MBまで変動するメモリや、12〜300MHzまで変動するCPUといった、様々な機器で動かすことが可能になっている。 Rockboxはまた、マルチコア・システムや非対称型マルチプロセッサ・システムへの限定的なサポートをしている。
サポートしているデバイス
Archosデバイスのみ公式にサポートされると宣告されている。 以下は少なくとも実質的に動作する(Rockbox wiki Device Chartで「サポートされる」か「使用可能である」として、記載されている)デバイスのリストであると考えるべきである。 詳細に関してはRockbox Device Chartを参照。
Archos
- Archos Jukebox シリーズ:
- Jukebox 6000
- Jukebox Player/Studio
- Jukebox Recorder
- FM Recorder
- Recorder v2
- Ondio FM
- Ondio SP
iriver
- H10 シリーズ (H10 5/6/20GB)
- H100 シリーズ (H100/H110/H115/H120/H140, aka iHP-100/110/115/120/140)
- H300 シリーズ (H320/H340)
Cowon iAUDIO
- X5、X5L
- X5V
- M5、M5L
Apple
- iPod 第1世代
- iPod 第2世代
- iPod 第3世代
- iPod 第4世代 (グレイスケール)
- iPod 第4世代 (Color/Photo)
- iPod 第5世代/第5.5世代 (Video)
- iPod mini 第1世代
- iPod mini 第2世代
- iPod nano 第1世代
Toshiba
- Gigabeat Fシリーズ (F10/F11/F20/F21/F30/F31/F40/F41/F60)
- Gigabeat Xシリーズ
SanDisk
- Sansa e200 シリーズ
- Sansa e200r シリーズ
- Sansa c200 シリーズ
Sansaの"v2"バージョンはまだサポートされていない。
ギャラリー
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Rockbox-ss-h120-llamabeta.png
iriver H120/iPod 4G, LlamaBetaテーマ |
Mintytheme.png
iPod Video, Mintyテーマ |
Rockbox-ss-ipod5g-ipodvision.png
iPod Video, iPodVisionテーマ |
Rockbox-zenX5.png
iAudio X5, zenX5テーマ |
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Rockbox-BlackGlassMGr.png
iPod Nano, Black Glass MGrテーマ |
Rockbox-tango.png
iPod Nano, Tangoテーマ |
Rockbox-DGT.jpg
iriver H320/iPod Photo, DGTテーマ |
Rockbox-archos-jensarnold.png
Archos Jukebox Recorder/FM Recorder/Ondio, WPS by Jens Arnold |
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Dump 070126-001244 copy.jpg
Toshiba Gigabeat, beatMP WPS by Kirill Lanchev |
IHP140 recording screen.png
IHP 140 recording screen with VU and peak meters |
Zenx5-settingsicons.png
Main menu with Tango iconset, zenX5テーマ, iAudio X5 |
関連項目
参照
- ^ a b mpegplayerプラグインは MPEG-1 もしくは MPEG-2 形式のビデオでMPEGオーディオ (レイヤーII/III)(音声部はMP2とMP3にのみ対応)を多重化した.mpgファイル形式に対応。ハードウェアによるフレームレートとビットレートの制約はない。ファイルはおのおのの機器に応じた解像度である必要がある。早送りと巻き戻しが実装されました。[1]
- ^ a b ソフトウェアデコードのターゲットのみ
- ^ MP3 と WavPack と AIFF はArchos以外で利用可能。マルチサンプルレートとビットレートは利用可能。(ただし、ハードウェアに依存).
- ^ ある程度制限があります。 詳細はRockbox ウィキ [2]をご覧ください。
- ^ Thirty-three shade greyscale is achieved on 1 bit and 2 bit (4 shade) greyscale targets due to exploitation of the slow passive LCD refresh rate.
- ^ RockboyはゲームボーイとゲームボーイカラーのROMに対応している。
- ^ ZXBoxはZX Spectrum 48をエミュレートする。Spectemuの元サイト: [3]
- ^ Rockboxのカーネルについて
外部リンク
カテゴリ: ファームウェア | 音響機器 | ソフトウェア関連のスタブ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴 Text is available under GNU Free Documentation License. |