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Caplio

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Caplio(キャプリオ)とは、リコーデジタルカメラブランドである。現在出ている製品は、防水・防塵モデルとそうでないものに分けられる。「初期の数機種を除くほとんどの機種で、バッテリー乾電池、およびACアダプタを利用した撮影ができる」と言う特徴と、「2機種(RR10、RR211)を除く全ての機種で、1cm(またはそれ以下)の距離で撮影できる」(超マクロ撮影機能)と言う特徴がある。また近年は、一般的なデジタルカメラと比べて広角のレンズを搭載している機種を多く発売している。

なお、2008年2月19日の新製品発表会で、リコーはCaplioブランドの廃止を発表している。[1]

目次

製品一覧

非防水・非防塵モデル

  • RDC-i500
2001年4月発売。「Caplio」と言うブランド名を初めて用いた機種。それまで発売されていたRDC シリーズと同じく、一般的なデジカメにない特殊な形をしている(またその形故に「様々なアングルでの撮影ができる」点も、特徴と言える。)。有効画素数は、324万画素。記録媒体は、コンパクトフラッシュマイクロドライブ
  • RR10
2001年7月発売。音楽再生機能を持つ機種。またCaplio シリーズとしては唯一専用グレードルが付属し、充電やパソコンとの情報のやり取りができるほか、WEBカメラとしても使用できる。「超マクロ撮影」機能は、非搭載。有効画素数は、202万画素。記録媒体は、SDメモリーカード
  • RR1
2001年9月発売。RDC-i500 と同じく、一般的なデジカメにない特殊な形をした機種。有効画素数は、395万画素。記録媒体は、スマートメディア
  • RR30
2002年9月発売。レリーズタイムラグが短い(0.22秒)のが特徴。有効画素数は、324万画素。色は、シルバーの3色。記録媒体は、SDメモリーカード。台数限定で、「東尾理子モデル」が販売されている。

G3シリーズ
2003年に発売された製品群。デザインは、建築家でありプロダクトデザイナーでもある黒川雅之が担当。全部で4種類あるが、基本性能は全て同じ。レリーズタイムラグが0.14秒、有効画素数は324万画素。「音声記録」機能と「音声付き動画撮影」機能を搭載。記録媒体はSDメモリーカード。

  • G3
2003年2月発売。色はシルバー1色のみ。同年8月に「阪神タイガースモデル」が、台数限定で発売されている。
  • G3 model M
同年2月発売。外装がマグネシウム合金でできている機種。色は、黒とグレーの2色。
  • G3 model S
同年3月発売。外装がマグネシウム合金でできている機種。あらかじめパソコンを使って作成したテキストデータやカメラ本体で録音した音声データを、Exifに付加する機能を搭載。
  • Pro G3
同年6月発売。コンパクトフラッシュカードスロットを搭載している機種。これにより、コンパクトフラッシュカードスロットに対応した無線LANカードやPHSカードを用いて、パソコンを使うことなく写真のデータをサーバにアップロードしたり、GPSカードを用いて、写真に位置情報を付加したりできる。またあらかじめパソコンを使って作成したテキストデータやカメラ本体で録音した音声データを、Exifに付加する機能も搭載。
  • RR211
2003年12月発売。「超マクロ撮影」機能は、非搭載。有効画素数は、192万画素。記録媒体は、SDメモリーカード。

G4シリーズ
2003年9月に発売された製品群。全部で2機種ある。基本性能は同じ。有効画素数は、324万画素。記録媒体は、SDメモリーカード。

  • G4
色は、シルバーの1色のみ。
  • G4wide
一般的なデジカメよりも広角(28~85mm)なレンズを使用している機種。G4 と比べて機動時間が0.1秒早く(1.8秒)、「テレマクロ撮影」や「音声記録」機能などを搭載している。また重量が若干G4 より重い。色は、シルバーと黒の2色。
  • RR330
2004年3月発売。SDメモリーカードとマルチメディアカードを利用できる機種。また本体に16MBのフラッシュメモリーも、内蔵している。有効画素数は、314万画素。
  • RX
2004年3月発売。一般的なデジカメよりも広角でワイド(28~100mm)なレンズを使用している機種。有効画素数は、324万画素。色は、シルバーと黒の2色。記録媒体は、SDメモリーカード。
  • RZ1
レリーズタイムラグが非常に短い機種(0.003秒)。有効画素数は、419万画素。記録媒体は、SDメモリーカード。
  • GX
2004年5月と7月に発売された機種。マニュアル撮影機能や、最小焦点距離が1cmのマクロ撮影、一般的なデジカメよりも広角でワイド(28~85mm)なレンズを使用しているのが、特徴。また別売りで、ワイドコンバージョンレンズが発売されている。有効画素は、513万画素。記録媒体は、SDメモリーカード。黒とシルバーの2色(シルバーの方は、台数限定。)。

R1シリーズ
2004年から2005年にかけて発売された製品群。全部で3機種ある。レリーズタイムラグが非常に短い(0.003秒)のが特徴。基本性能はほぼ同じだが、販売ルートや付属品などに違いがある。記録媒体は、SDメモリーカードとマルチメディアカード。

  • R1
2004年9月発売。有効画素数は、400万画素。色は、黒とシルバーの2色。同シリーズの他の機種と異なり、この機種のみ専用バッテリーが付属しない。
  • R1S
2004年10月発売。基本性能は、R1 と同じ。しかし企業向け商品として販売ルートが限定されているほか、付属ソフトウェアが異なる。また撮影時に行なった設定を保持する機能がある。色は、シルバー1色のみ。
  • R1V
2005年1月発売。この機種のみ、有効画素数が502万画素である。色は、黒とゴールドの2色。

R2シリーズ
2005年3月と6月に発売された製品群。全部で2機種ある。基本性能は、ほぼ同じ。有効画素数は502万画素で、記録媒体はSDメモリーカードとマルチメディアカードに対応する。

  • R2
2005年3月発売。色はシルバーと黒と青の3色(青色モデルのみ台数限定で、同年7月発売。)。
  • R2S
同年5月発売。色はシルバーの1色のみ。撮影時の設定を保持する機能や、カメラ本体かパソコンを用いて作成したテキストデータや音声データを、写真の Exif に付加する機能(「カメラメモ」機能)を搭載している。またリコー製のカラーレーザープリンタの一部の機種との連携が強化されており、写真の一覧形式での印刷や、カメラメモ機能で用いたテキストデータの印刷などが行なえる。なおこの機種は、企業向けとして販売ルートが限定されている。
  • GX8
2005年5月発売。GXの後継機種。外観・基本機能は同じ。有効画素が824万画素に拡張された。記録媒体は、SDメモリーカードとマルチメディアカードのほかに、26MBの内蔵を搭載している。色は黒の1色のみ。
  • R3
2005年から2006年にかけて発売された機種。一般的なデジカメよりも広角でワイド(28~200mm)かつ光学7.1倍のズームレンズと、「CCDシフト方式」の手ブレ補正機構を搭載した機種。斜めから撮影した四角形の物体を正面から撮影したかのように修正する、「斜め補正」機能も搭載。有効画素数は、513万画素。記録媒体は、SDメモリーカードとマルチメディアカード。色はシルバーと黒の2色(シルバーモデルは、当初2005年10月発売予定だったが、「受注数が予想以上だったため」として、同年11月に延期されている。また黒色モデルは、2006年1月発売。)。
  • R30
2006年1月発売。一般的なデジカメよりも広角でワイド(28~160mm)かつ光学5.7倍のズームレンズを搭載している機種。リコー製の一部の複合プリンターやレーザープリンターと連携し、一覧形式での写真の印刷や、帳簿や伝票形式での印刷にも対応する。また斜めから撮影した四角形の物体を正面から撮影したかのように修正する、「斜め補正」機能も搭載している。有効画素数は、513万画素。記録媒体は、SDメモリーカードとマルチメディアカードのほかに、26MBの内蔵メモリーを搭載している。色はゴールドの1色のみ。
  • R4
2006年3月発売。一般的なデジカメよりも広角でワイド(28~200mm)かつ光学7.1倍のズームレンズと、「CCDシフト方式」の手ブレ補正機構を搭載した機種。有効画素数は、604万画素。記録媒体は、SDメモリーカードとマルチメディアカードのほかに、26MBの内蔵メモリーを搭載している。色はシルバーと黒の2色。
  • R5
2006年9月発売。一般的なデジカメよりも広角でワイド(28~200mm)かつ光学7.1倍のズームレンズと、「CCDシフト方式」の手ブレ補正機構を搭載した機種。本体のシャッターボタン側が、液晶側に少し曲っているのが特徴。有効画素数は、724万画素。記録媒体は、SDメモリーカードとSDHCカード(4GB、ファームウェアの更新で対応)、マルチメディアカードのほかに、26MBの内蔵メモリーを搭載している。色は、シルバーと黒との3色。
  • R6
2007年3月発売。一般的なデジカメよりも広角でワイド(28~200mm)かつ光学7.1倍のズームレンズと、「CCDシフト方式」の手ブレ補正機構を搭載している機種。R5 の機能を踏襲しつつも、新たに人間を識別しピントや露出などを自動調整する「フェイスモード」と、1度の撮影で縮小画像と合わせて2枚の画像を作成する「デュアルサイズ記録モード」が、追加されている。また本体の形状が若干変更・薄型化されており、R5 のような本体側面への緩やかなカーブがなくなり、ズームボタンはシャッターボタンの真下に移動された。記録媒体は、SDメモリーカードとSDHCカード(4GB)、マルチメディアカードのほかに、54MBの内蔵メモリーを搭載。色は、シルバーと黒と赤の3色。
  • GX100 VF KIT
2007年4月発売。広角から中望遠(24~72mm)の光学3倍のズームレンズと、「CCDシフト方式」の手ブレ補正機構を搭載した機種。有効画素数は、1,001万画素。記録媒体は、SDメモリーカードとSDHCカード(4GB)、マルチメディアカードのほかに、26MBの内蔵メモリーを搭載。GX8に続くモデルであるが、GR DIGITALにズームレンズを搭載したような外観と機能である。グリップには熱可塑性エラストマーを前後二分割して貼り付けており、しっとりと手に馴染む。コンパクトデジタルカメラ初の着脱式液晶ビューファインダーを装備する。RAWとJPEGの同時記録も可能。ワイドコンバージョンレンズを使用することによって19mmの超広角を実現する。色は黒の1色のみ。
  • R7
2007年9月発売。R6の後継機種で、CCDの有効画素数が815万にアップされたモデル。2008年2月にリコーがCaplioブランドの廃止を発表した為、この機種が最後のCaplioブランドの機種となった。

防水・防塵モデル

  • 300G
2002年12月発売。RR30 を元に開発された製品で、防水性能はJIS保護等級7級、防塵性能はJIS保護等級6級。加えて、耐衝撃設計が施されている。有効画素数は、324万画素。記録媒体は、SDメモリーカードとマルチメディアカードに対応する。

400Gwideシリーズ
G4wide を元に開発された製品群。全部で2機種あるが、基本性能は全て同じ。防水性能はJIS保護等級7級、防塵性能はJIS保護等級6級に相当する。またアメリカ国防総省が推奨する耐衝撃性能に関する規格(「MIL Standard810F」)に準じており、高さ90cmからの落下に耐えうる製品と言える。「建設CALS」に対応した撮影モードを搭載。またあらかじめパソコンを使って作成したテキストデータやカメラ本体で録音した音声データをExifに付加する機能(カメラメモ機能)や、音声付き動画を撮影する機能なども搭載する。一般的なデジカメよりも広角(28~85mm)なレンズを搭載しており、有効画素数は324万画素。加えてリコー製のプリンタとの連携が強化されており、写真の一覧形式での印刷や、カメラメモ機能で用いたテキストデータの印刷などが行なえる。記録媒体は、SDメモリーカードとマルチメディアカードに対応する。また別売りで、ワイドコンバージョンレンズが発売されている。

  • 400Gwide
2004年1月発売。
  • 400GwideF
火災現場での撮影に対応できるよう、設定が改良された機種。暗所で自動的に感度が高まる機能や、高感度設定にするとオートフォーカスから固定焦点に切り替わる機能などが搭載されている。また400Gwide に比べて、液晶が明るめになっている。

500シリーズ
2006年に発売された2機種と同年冬に発売予定の1機種を含む、合計3機種の製品群。防水性能はJIS保護等級7、防塵性能はJIS等級6。寒冷地(-10℃まで)での使用にも耐えうる耐冷仕様になっているほか、アメリカ国防総省が推奨する耐衝撃性能に関する規格(「MIL Standard810F」)に準じており、高さ1mからの落下に耐えうる製品でもある。撮影に関する機能としては、オートフォーカスから固定焦点に切り替わる消防モードや斜めから撮影した四角形の物体を正面から撮影したかのように修正する「斜め補正」機能を搭載する。データ管理に関する機能としては、あらかじめパソコンを使って作成したテキストデータやカメラ本体で録音した音声データをExifに付加する機能(「カメラメモ」機能)を搭載する。またリコー製のプリンタとの連携が強化されており、写真の一覧形式での印刷やカメラメモ機能で用いたテキストデータの印刷などが行なえたり、業務用写真管理ソフトとの連携が行なえたりする。最大で10m(広角時)の到達距離がある、大光量のストロボを内蔵。一般的なデジカメよりも広角(28~85mm)なレンズを搭載。有効画素数は、813万画素。記録媒体は、SDメモリーカードとマルチメディアカードのほかに、26MBの内蔵を搭載している。また別売りで、ワイドコンバージョンレンズが発売されている。

  • 500Gwide
2006年5月発売。「建設CALS」に対応した撮影モードを搭載する機種。
  • 500SE model B
同年9月発売。Bluetooth機能を内蔵する機種。
  • 500SE model W
2007年1月発売。無線LAN機能とBluetooth機能を内蔵する機種。
  • 10G
防水性能はJIS保護等級8級、防塵性能はJIS保護等級5級に相当する機種。シリコンでできた専用カバーが付属する。「建設CALS」に対応した撮影モードを搭載する。有効画素数は、600万画素。記録媒体は、SDメモリーカード。

歴史

撮影素子の問題

2005年10月に、撮像素子部に問題がある機種があることが公表されている。具体的な症状としては、「液晶に画像が表示されない」、「液晶に表示された画像がおかしい」、「撮影できない」などである。なお問題が起こる可能性のある機種は、全部で10機種(RR30、300G、G3シリーズ全4機種、G4シリーズ全2機種、400GwideF、RX)。リコー側はこれらの機種に関して、「問題が起これば、保証期間を過ぎていても無償修理を行なう」としている。[2]

脚注

  1. ^ Caplioブランドを卒業した初の2製品
  2. ^ インフォメーション:リコー製デジタルカメラご愛用のお客様へ

関連項目

外部リンク


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴
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