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愛の挨拶

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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愛の挨拶(あいのあいさつ、"Salut d'amour"("Liebesgruss"))作品12 はイギリスの作曲家エルガーの作品である。エルガーが1888年にキャロライン・アリス・ロバーツとの婚約記念に贈った楽曲。タイトルは当初ドイツ語を得意としていたアリスのために"Liebesgruss"(「愛の挨拶」)と名付けられたが、出版に際し出版社からフランス語に変更を求められ "Salut d'amour" としたものである。楽譜の売れ行きは好調だったものの、エルガーには数ポンドの収入しかもたらさなかった。

なおアリスはもともとエルガーのピアノの生徒であった。8歳年長であり宗教の違いや身分の差(当時)からアリスの親族は二人の仲を認めなかったため、反対を押し切っての結婚であった。

こんにち邦人演奏家、とりわけ女流演奏家のレパートリーとしてもっとも人気の高い小品のひとつである。

概要

エルガーの原曲はピアノ独奏用、ピアノとヴァイオリン用などいくつかの版がある。ホ長調で4分の2拍子。全体的に演奏は平易であるが、それゆえに発表時から人気が高く単純な旋律の中に優美さがあふれている。弦楽器をはじめ、小編成の管弦楽など各種の編曲がなされ、エルガーの作品の中ではもっとも有名なものに入る。日本ではドイツ音楽が幅を利かせているのにもかかわらず、優美な曲想が幅広い支持を集めている。

冒頭は緩徐なホ長調のシンコペーション。有名な旋律が右手に現れる。オクターブで歌われる甘美そのものの主題は文字表現を超えている。中間部はホ短調の簡明な展開。すぐにホ長調主題が再現しコーダで多少高潮があって終結する。右手旋律はピアノよりも弦・管楽器で演じる方が効果が高い。

余談

テレビ東京で放送されていた医事健康科学番組「医食同源」のテーマソングにもなっていた。音楽による精神状態の安定効果を狙っているといえ、作曲技法や音楽の社会的役割とは何かを考える上で貴重な材料を提供している。

また、メダロット5の中でもこの曲が使われている。


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴
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