リメイク
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リメイク(英:re-make、作り直す、再び作る、改造・改作することの意)は、過去に制作された映画やテレビドラマ、テレビアニメ、コンピュータゲームなどを、新しく作り直すこと、または作り直された作品。
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概要
リメイクは、本来は映画を対象とした語だが、現在はテレビドラマ・テレビアニメ・コンピュータゲームなどの媒体でも使われている。
リメイクが行われる理由は多岐にわたる。
- 先行作品の制作年代が古く、サイレント作品・モノクロ作品・スタンダードサイズ作品だったものを、改めてトーキー・カラー・ワイドスクリーンで作りなおすケース。映画的技術革新が前提となるため、数十年程度の間隔を置いて行われる。リスト中では、セシル・B・デミル監督による『十戒』などがあてはまる。
- 先行作品が作られた頃とは映像技術的な違いがあり、作り直すことで新たなヴィジュアルなどが実現できると考えられたケース。この場合、上記事例とは異なり、数年・十数年程度の比較的短い間隔でリメイクが行われる場合がある。また、コンピュータゲームでは、プラットフォームとなったコンピュータやゲームマシンの代替わりに対応するといった理由もある。リメイクとまで呼べるかどうかは微妙だが、『スター・ウォーズ』第一作の初期公開版と最終版の違いなどがあてはまる。
- 定評のある作品をベースにすることで、ある程度のヒットを期待するというケース。ただし、極めて高い評価の作品がベースになった場合、「先行作品を越えるのは無理」という理由で企画が中止されることもある。例『ローマの休日』。
- 主として非母語圏で制作された作品を、母語作品として取り直すというケース。非英語圏の作品を英語圏でリメイクするのが典型例だが、韓国語作品を日本語で撮りなおすといった例もでてきている。登場人物の人種なども変更される場合がある。典型例としては、リスト中の『Shall we ダンス?』など。
- 実績を積んだ映画監督や俳優が、自身が好きな作品を自分で作りなおそうとするケース。自分の旧作品を撮りなおすというケースも含まれる。
物語やタイトルなどは先行作品を踏襲することが多いが、そうではないケースもある。たとえば原作がありそれを映画化した作品を改めて制作するケースでは、「先行する映画のリメイク」を目指さずに「原作の再映画化」として作られる場合があり、そういったケースでは「先行する作品」と「後発作品」は大幅に異なることがある(こういったケースでは、しばしば後発作品は「リメイク」と表現されることをいやがる)。
なお、舞台(芝居・舞踏など)については、同じものを別のメンバーが再演したとしても、それを「リメイク」と呼ぶことはない。
映画のリメイク
映画のリメイク作品
- 1956年『十戒』 - 『十誡』(1923年)と同じセシル・B・デミル監督がリメイクを手がけた。
- 1960年『荒野の七人』 - 『七人の侍』(1954年)のリメイク。
- 1979年『地獄』 - 『地獄』(1960年)のリメイク。
- 1982年『遊星からの物体X』 - 『遊星よりの物体X』(1951年)のリメイク。
- 1983年『スカーフェイス』- ハワード・ホークス監督『暗黒街の顔役』(1932年)のリメイク。
- 1983年『ネバーセイ・ネバーアゲイン』- 『007 サンダーボール作戦(1965年)』のリメイク。
- 1986年『ザ・フライ』 - 『ハエ男の恐怖』(1958年)のリメイク。
- 1987年『スリーメン&ベビー』 - 『赤ちゃんに乾杯!』(1985年)のリメイク。後にリメイク版の続編も制作された。
- 1994年『ゲッタウェイ』- サム・ペキンパー監督『ゲッタウェイ』(1972年)のリメイク。
- 1996年『ナッティ・プロフェッサー クランプ教授の場合』 - ジェリー・ルイス監督・主演『底抜け大学教授』(1963年)のリメイク。
- 1997年『ジャッカル』 - 『ジャッカルの日』(1973年)のリメイク。
- 1998年『サイコ』- ヒッチコックの『サイコ』をガス・ヴァン・サント監督がリメイク。オリジナルと全く同じカット割りをするという珍しいパターンのリメイク。
- 1998年『ダイヤルM』 - ヒッチコックの『ダイヤルMを廻せ!』のリメイク。マイケル・ダグラス主演。
- 1999年『GODZILLA』 - ゴジラのハリウッド版リメイク。ラジー賞で最低リメイク賞を受賞。
- 1999年『トーマス・クラウン・アフェアー』- 1968年のアメリカ映画『華麗なる賭け』のリメイク。
- 1999年『ハムナプトラ/失われた砂漠の都』 - 『ミイラ再生』(1932年)のリメイク。
- 1999年『地獄』 - 『地獄』(1960年)のリメイク。
- 2001年『バニラ・スカイ』- スペイン映画『オープン・ユア・アイズ』のリメイク。女優のペネロペ・クルスが両方の作品に出演しており、同じ役を演じた。
- 2001年『PLANET OF THE APES/猿の惑星』- 『猿の惑星』(1968年)フランクリン・J・シャフナー監督アメリカ映画『猿の惑星』のリメイク。ただし、ティム・バートン監督は「これはリメイクではなく、リ・イマジネーションだ」と強調した。
- 2001年『オーシャンズ11』- 『オーシャンと十一人の仲間』(1960年)のリメイク。スティーヴン・ソダーバーグ監督、オールスター・キャストで話題を呼んだ。
- 2002年のアメリカ映画『ソラリス』- 1972年のソ連映画『惑星ソラリス』のリメイク。ただし原作小説の「再映画化」ともいえる。
- 2002年『ザ・リング』- 中田秀夫監督『リング』(1998年)のリメイク。
- 2003年『魔界転生』- 深作欣二監督『魔界転生』(1981年)のリメイク。
- 2003年『座頭市』- 勝新太郎主演『座頭市』シリーズのリメイク。かなり斬新な設定(市が金髪であったり、タップダンスが登場したり)で話題になった。
- 2003年『テキサス・チェーンソー』 - トビー・フーパー監督『悪魔のいけにえ』(1974年)のリメイク。
- 2004年『80デイズ』- 1956年の『80日間世界一周』をジャッキー・チェン主演でリメイク。
- 2004年『ドーン・オブ・ザ・デッド』- ジョージ・A・ロメロ監督『ゾンビ』のリメイク。
- 2004年『CASSHERN』- 紀里谷和明監督。TVアニメ『新造人間キャシャーン』のリメイク。一部の固有名詞・デザインを除き、内容自体はアニメ版とはかなり違ったものとなっている。
- 2005年『アサルト13 要塞警察』 - 『ジョン・カーペンターの要塞警察』(1976年)のリメイク。
- 2005年『THE JUON 呪怨』- 『呪怨』(2003年)のリメイク。オリジナル版と同じく清水崇が監督した。
- 2005年『ダーク・ウォーター』- 中田秀夫監督『仄暗い水の底から』(2002年)のリメイク。
- 2005年『Shall We Dance?』- 周防正行監督 『Shall we ダンス?』のリメイク。リチャード・ギア、ジェニファー・ロペス出演。
- 2005年『宇宙戦争』- 1953年ジョージ・パル製作『宇宙戦争』のリメイク。スティーヴン・スピルバーグ監督、トム・クルーズ主演。
- 2005年『キング・コング』 - メリアン・C・クーパー監督『キング・コング』(1933年)のリメイク
- 2005年『妖怪大戦争』- 大映製作『妖怪大戦争』(1968年)のリメイク。但し劇中には荒俣宏原作の映画『帝都物語』の主人公、加藤保憲も登場する。
- 2005年『チャーリーとチョコレート工場』 - 『夢のチョコレート工場』(1971年)のリメイク。
- 2006年『南極物語』- 1983年フジテレビ製作・高倉健主演『南極物語』のリメイク。ディズニー製作。
- 2006年『ドラえもん のび太の恐竜2006』- 1980年、福冨博監督『ドラえもん のび太の恐竜』のリメイク。
- 2006年『日本沈没』- 1973年、森谷司郎監督『日本沈没』のリメイク。
- 2006年『僕の、世界の中心は、君だ。』- 行定勲監督『世界の中心で、愛をさけぶ』(2004年)のリメイク。因みに主題歌は平井堅の『瞳をとじて』をチャ・テヒョンが韓国語でカバーした。
- 2006年『イルマーレ (リメイク版)』-同名の韓国映画『イルマーレ』(2000年)のリメイク。
- 2006年『ディパーテッド』 - アンドリュー・ラウ監督『インファナル・アフェア』(2002年)のリメイク。
- 2006年『犬神家の一族』 - 『犬神家の一族』のリメイク。1976年度版の監督市川崑がリメイクを手がけた。
- 2007年『ドラえもん のび太の新魔界大冒険 〜7人の魔法使い〜』- 1984年、芝山努監督『ドラえもん のび太の魔界大冒険』のリメイク。
テレビドラマのリメイク
テレビドラマのリメイク作品
- 2001年『白い影』
- 2003年『白い巨塔』
- 2004年『砂の器』
- 2004年『南くんの恋人』
- 2004年『黒革の手帖』
- 2005年『赤い疑惑』- 赤いシリーズ第2作目『赤い疑惑』(1975~1976年)のリメイク。
- 2005年『赤い運命』- 赤いシリーズ第3作目『赤い運命』(1976年)のリメイク。
- 2006年『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』- 韓国映画『マイ・ボス マイ・ヒーロー』(2001年)のリメイク。
- 2006年『けものみち』
- 2007年『華麗なる一族』
- 2007年『私の頭の中の消しゴム』
- 2007年『ホテリアー』 - 『ホテリアー』(2001年)のリメイク。韓国で放送された同題名ドラマの日本版。
- 2007年『天国と地獄』 - 黒澤明の映画『天国と地獄』(1963年)のリメイク。
- 2007年『生きる』 - 黒澤明の映画『生きる』(1952年)のリメイク。
アニメ、特撮のリメイク作品
- 1993年『新造人間キャシャーン』オリジナルビデオアニメ(OVA)版(全4話)。1973年に制作されたテレビアニメ版(全35話)のリメイク。
- 2004年『ウルトラQ dark fantasy 』。1966年に放映された特撮テレビ番組『ウルトラQ』のリメイク。
- 2004年『ULTRAMAN』映画。1966年から1967年にかけて放映された特撮テレビ番組『ウルトラマン』第1話「ウルトラ作戦第一号」のリメイク。
- 2005年『仮面ライダー THE FIRST』映画。1971年から1973年にかけて放映された特撮テレビ番組『仮面ライダー』のリメイク(ベースは原作漫画)。
- 2006年『シルバー假面』映画。1971年から1972年にかけて放映された特撮テレビ番組『シルバー仮面』のリメイク。
- 2006年『ミラーマンREFLEX』映画。1971年から1972年にかけて放映された特撮テレビ番組『ミラーマン』のリメイク。
コンピュータゲームのリメイク
発売からある程度年月の経ったゲームソフトや、ソフト・ハードの製造・販売が中止され、入手することが困難になったゲームソフトが、最新機種をプラットフォームとしてリメイクされることがある。
例を挙げると、1993年に、かつてファミリーコンピュータ用として発売された『ドラゴンクエスト』シリーズの第1作と第2作が、当時の最新機種であったスーパーファミコンをプラットフォームとして『ドラゴンクエストI・II』としてリメイクされた。同じく1993年、同様にファミリーコンピュータの『スーパーマリオブラザーズ』シリーズの4作品(1~3と『スーパーマリオUSA』)がスーパーファミコン用ソフト『スーパーマリオコレクション』として1本のソフトとしてリメイクされた。
その後も、『ドラゴンクエスト』シリーズや『ファイナルファンタジー』シリーズなどの過去の名作がプレイステーション、ゲームボーイアドバンス、携帯電話アプリケーションなどでリメイクされている。
ゲームにおける「リメイク」は、その定義が曖昧なためか、しばしば「移植」と混同されて用いられる。また、一口に「リメイク」といっても、比較的基本に忠実なリメイク作品もあれば(たとえば、ドラゴンクエストシリーズのリメイクなど)、オリジナルを大きく逸脱したリメイク作品もある(たとえば、ロマンシング サガ -ミンストレルソング-やファイナルファンタジーIIIなど)。
リメイクされる際、オリジナル版発売当時のグラフィック・難易度で再現されるとは限らず、グラフィックのブラッシュアップやムービーの追加、現在のゲームユーザー(特にライトユーザー)にアピールするために高かった難易度を引き下げるなどの措置を施されることも多い。その結果、オリジナル版のリズムやゲームバランスが大きく崩れ、古くからのファンから不興を買うことがしばしばある。
関連項目
ファッションのリメイク
洋服や小物などおしゃれアイテムのリフォームを。単なるサイズ直しだけではなく、「古着を今流行のデザインに」「ドレスをワンピースに」などといった古いものをまったく新しいものにリメイクする。エコロジーの時代のニーズに答えた新しいファッションデザインのジャンル。
関連項目
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴 Text is available under GNU Free Documentation License. |