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ライオン (企業)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ライオン株式会社
Lion Corporation
image:Image:LION logo.svg
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4912
略称 LION
本社所在地 130-8644
東京都墨田区本所一丁目3番7号
電話番号 03-3621-6211
設立 1918年9月3日
業種 化学
事業内容 洗剤石鹸歯磨き医薬品
代表者 代表取締役社長 藤重貞慶
資本金 344億3,372万円
(2007年12月31日現在)
売上高 単体2,671億円、連結3,417億円
(2007年12月期)
決算期 12月31日
外部リンク www.lion.co.jp
  
image:Image:Lion Corporation (headquarters) 1.jpg
ライオン本社社屋。東京都墨田区本所(旧ライオン歯磨本社)

ライオン株式会社(英称Lion Corporation)は、洗剤石鹸歯磨きなどトイレタリー用品、医薬品化学品を手がける大手メーカー。

目次

概要

明治24年(1891年)10月に小林富次郎によって設立された。化粧石鹸、洗濯用石鹸を出発点として、明治29年(1896年)に粉ハミガキ「獅子印ライオン歯磨」を発売した。現在、東京証券取引所第一部に上場、本社は東京都墨田区本所1-3-7にある。

また、みずほグループ(旧・三金会←十五社(日本勧業銀行系)会)の一員でもある。

事業分野的で花王が最大の競争相手企業になる。競合するほとんどの商品シェアは花王に次ぐ第二位であるが、創業品目の歯磨きは現在でもトップシェアを誇る。

商品開発力はかなり高く、1966年に発売されたローションタイプの台所用洗剤「ママレモン」が、台所用洗剤の代名詞としてあまりにも有名な存在である。さらに、「ライポンF」(現在は業務用のみ)は、実は世界初の台所用洗剤である(社史に掲載されている)。

戦前の一時期、プロ野球ライオン軍」(現在の横浜ベイスターズの系譜の前身)のスポンサーとなり、戦後はパシフィック・リーグを中心に野球との関わりが強い時期があった。ちなみに戦後設立された西鉄ライオンズとは資本上の関係はないが、「ライオン」で共通することから宣伝面でのタイアップを申し出、「西鉄ライオンズの歌」を贈呈している。

社名は、「獅子印ライオン歯磨」がヒット商品になったことに由来する。これは、当時「象印歯磨」・「キリン歯磨」などといった動物名を付けた歯磨剤が世間に広く流通していたため、百獣の王を指し丈夫な牙を持つ「ライオン」が、歯磨剤のネーミングとして相応しいということで採用に至ったものとされる。

なお、事務機器のライオン事務器と菓子メーカーのライオン菓子、並びにサッポロビール運営のビアガーデンサッポロライオンタクシー会社の日本交通グループに属するライオン交通、名古屋のつばめグループに属するライオン交通とは人材・資本とも一切関連がない。

略歴

  • 1891年10月30日 - 小林富次郎商店開設
  • 1910年 - 「合資会社ライオン石鹸工場」を設立
  • 1918年9月 - 「株式会社小林商店」(T.Kobayashi & Company)を設立
    ※会社概要では、この1918年を設立年としている
  • 1919年 - 「ライオン石鹸株式会社」(Lion Soap Co., Ltd.)を分離
  • 1940年 - 「ライオン石鹸株式会社」を「ライオン油脂株式会社」(Lion Fat & Oil Co., Ltd.)に改称
  • 1949年 - 「ライオン歯磨株式会社」(The Lion Dentifrice Co., Ltd.)に社名変更
  • 1980年1月1日 - ライオン歯磨とライオン油脂が合併し(新)「ライオン株式会社」発足 それを記念してTBSから全民放に向けて「ライオンスペシャル・'80年未来をこの手に!」が放送された
  • 1985年 - 藤沢薬品工業(現・アステラス製薬及び第一三共ヘルスケア)の家庭用品事業(パイプマン・ピコレット・油っ固)を譲受
  • 1991年 - 創業100周年を機にコーポレート・アイデンティティ導入、現在の「LION」ロゴに変更
  • 1996年 - 通産大臣(現・経済産業大臣)表彰「消費者志向優良企業賞」を受賞
  • 2003年 - マコーミックブランドの販売権をミツカンに譲渡
  • 2004年 - 韓国CJグループの生活用品部門を譲り受け、韓国での商号をCJライオンとする
  • 2004年12月29日 - 中外製薬の一般用医薬品・医薬部外品(グロンサン・グロモント・新中外胃腸薬・バルサンなど。一時期MSD社との合弁会社から発売していたことがある)の製造・販売権等を譲受、ただし事業として重複する外用鎮痛剤(ゼノールブランド)は譲受せず(ゼノールブランドは大鵬薬品工業に譲渡)
  • 2006年 - 子会社ライオンビルメンテナンス株式会社の全株式を日本管財株式会社に譲渡する(社名は株式会社管財ファシリティとなる)
  • 2007年 - 第16回地球環境大賞を受賞
  • 2007年7月31日 - ブリストルマイヤーズ・ライオン(ブリストル・マイヤーズスクイブとの合弁)から、バファリンとエキセドリンの商標権を譲受。

キャッチフレーズ

  • 1966年1979年 - 「美しい明日をつくる」(ライオン歯磨・ライオン油脂時代)
  • 1980年1990年 - 「おはようからおやすみまで、暮らしを見つめる
  • 1991年2000年 - 「いつも暮らしの中に」(同時に社名表記が現在の「LION」に)
  • 2001年2003年 - 「あしたに、あなたに
  • 2004年~現在 - 「おはようからおやすみまで、くらしに夢を広げる

番組に90秒以上、もしくは一社提供時は、このキャッチコピーが表示・クレジットされる。

主な商品

ライオン製品一覧を参照

ライオングループ

  • プラネット
  • ライオンケミカル
  • ライオンビジネスサービス
  • ライオンハイジーン
  • ライオン商事
  • ライオンパッケージング
  • ライオンエンジニアリング
  • レオフィールド
  • ライオン・フィールド・マーケティング
  • ライオン流通サービス
  • ライオン歯科材
  • ライオンコーディアルサポート
  • 一方社油脂工業
  • ライオン・アクゾ
  • ケッチェン・ブラック・インターナショナル
  • カルプ工業
  • ライオン歯科衛生研究所

かつてライオングループだった企業

  • ヘンケル ライオン コスメティックス(現シュワルツコフヘンケル、旧山発産業) - 「パオン」「フェミニン」「マロン」「フレッシュライト」などを出していた山発産業を2000年にシュワルツコフヘンケルの親会社であるドイツのヘンケルグループが買収、その山発産業にライオンは資本参加していた。債務超過の状態が解消されなかったため、2004年にライオンが契約を更新しなかった。なお、現在もライオンが株の15%を保有している(2005年4月現在)。
  • アンネ - 生理用品(ナプキン)の製造・販売。1961年11月、吸収力が高く、水洗トイレに流せる「アンネナプキン」を発売。一時期、生理用品の代名詞にもなったが、後発メーカーの台頭もあり、1993年1月、ライオンに吸収合併。「エルディ」の生理用品事業については現在ユニ・チャームに譲渡された。社名は、「アンネの日記」の著者、アンネ・フランクに由来する。
  • ライオンかとり - かつて蚊取り線香(ライオンかとりせんこう)等の殺虫剤を手掛けていた(ただ、元々からライオングループ企業ではなく、完全な別会社だったが、1977年頃、当時のライオン歯磨の傘下となる)。本社は大阪市に所在していた。1995年頃にライオングループから独立、その後ジョンソンに合併される。
  • ライオン・マコーミック - アメリカのスパイスメーカーマコーミックと合弁していたが、2007年4月1日でユウキ食品に譲渡され、一般食品事業から完全撤退した。
  • ブリストル・マイヤーズ・ライオン - 米ブリストル・マイヤーズとの合弁会社。1962年から「バファリン」「エキセドリン」「ソフネス」を日本で発売したが、2007年、中国を除くアジア・オセアニア地域のほとんどがライオンに買収され、2007年12月をもって会社清算された。

文化活動

その他

  • LIONを逆さに見ると「NO17」に見えるため、同社は「NO17」も商標登録している。かつては、同社提供のラジオ番組のタイトルにも使われた。この事は「トリビアの泉」(フジテレビ系列)でも取り上げられた。
  • 大正末期から昭和初期にかけて、大阪の通天閣(初代)の塔の側面に「ライオン歯磨」の巨大ネオン広告を掲げていた。
  • 牛乳石鹸はもともとライオン(当時の「小林富次郎商店」)時代に発売されていた。

提供番組

一社提供の番組

テレビ

その他の過去の番組

一社提供番組のオープニングキャッチ・エンディングのジングル

1980~1990年頃(「ライオンのいただきます」が放送されていた頃)、ライオンもロート製薬のように、一社提供のテレビ番組にはライオンファミリーが登場するオープニングキャッチが放送されていた。ただしロートとはいくつかの相違点があった。

  1. 当時のロートのオープニングキャッチが実写であったのに対して、ライオンのオープニングキャッチはアニメーションと静止画で作られていた。
  2. ロート一社提供番組は最初にオープニングキャッチを流し番組をスタートさせるが、ライオン一社提供番組は番組のオープニングコーナーが終了してCMに入る直前にライオンのオープニングキャッチを流していた。
  3. ライオン一社提供番組ではオープニングだけでなく、エンディングにもキャッチが放送され、それは提供のアナウンスが「ライオンの提供でお送りしました」と変わる以外は全てオープニングと同じであった。
  4. ロートのオープニングキャッチは統一して16秒程度の長さであるが、ライオンの場合は番組によって異なるものもあり、「全国高等学校クイズ選手権」(かつては「ライオンのいただきます」も)では30秒にわたり、関連企業各社を表示するものであった。

※さらに、TBSの「ケンちゃんチャコちゃん」シリーズや「お笑いネットワーク」「(当時は歯磨・油脂の2社体制だった頃)、「いただきます」の前番組の「ライオン劇場」(「ライオン奥様劇場」)でもオープニングキャッチが実写で放送されていた。

ラジオ

現在
過去
  • 全国ネット番組
  • ローカル番組
    • TBSラジオ
      • 森田公一の青春ベストテン(油脂のみ提供、「エメロン」名義。のちに明治乳業と代わる)
    • 文化放送
    • TOKYO FM
      • ライオンソープリクエスト(ステレオ歌謡バラエティー内、油脂のみ提供。合併後は「ライオンあなたのリクエスト」に変更)
    • 琉球放送
      • ライオンリビングサロン(9時台に放送されており1980年代前半にライオン奥様劇場のオープニングで流れたジングルがコーナーが終了する1990年代末まで放送されていた。その後冠スポンサーをヤクルトに変更)

複数社提供の番組

テレビ

現在
過去

特殊例

その他

CM出演者

※余談だが現在・過去問わず同業他社(特に花王資生堂)のCMに出ている(出ていた)タレントが多い。

関連項目

外部リンク


出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴
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