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モーリス・アンドレ

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モーリス・アンドレMaurice André, 1933年5月21日 - )は、20世紀有数のフランストランペット奏者のひとり。セヴァンヌ近郊アレスの出身。

アマチュア音楽家の家庭に生まれる。父親の友人バルテルミーにトランペットの手ほどきを受け、パリ音楽院に進むように奨められるが、入学許可証を得るため、軍楽隊に加わった。音楽院では、在学1年目にコルネットで、2年目にトランペットで首席となる。音楽院では、ある教員よりうまく演奏することができたため、鬱憤を募らせたその教員に殴られ、帰郷を命ぜられたこともあった。それから数週間後に、アルバンの著書に載っている全14曲の練習曲を、ミスなしで演奏し切った。卒業の翌年、パリ国際音楽コンクールで見事優勝をとげる。

1955年ジュネーヴ国際コンクールにて、1963年にもミュンヘン国際コンクールにて優勝。

流麗で優美な演奏は、多くの金管楽器奏者を触発した。テレマンバッハハイドンフンメルらのトランペットのための協奏曲の録音は、これらの作品の再評価に大きな力があったといってよい。トランペットの高音楽器の開発に力を注ぎ、その結果ピッコロトランペットを創り出した。この楽器は、熟練していない演奏者の手にかかると、甲高くきつい音色になってしまうが、アンドレはこの楽器をやすやすと扱い、理想的な柔和な音色を出してみせた。

録音数は、1960年代初頭から現在に至るまで、優に300点をこえる。他の楽器のための作品を編曲して、トランペット独奏用のレパートリーを広げることにも尽くしてきた。今まで世界各地で4000回に上る演奏会をこなし、たびたび来日して演奏旅行を行なった。2003年にも来日している。ミシェル・ルグランらとイージーリスニングのアルバムも制作している。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴
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