マギー司郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
マギー司郎( - しろう、本名:野澤 司郎(のざわ しろう)、1946年3月17日 - )は、日本の手品師・タレント。日本奇術師協会相談役。オフィス樹木所属。茨城県下館市(現:筑西市)出身。
目次 |
来歴
- 1965年・16歳で家出をし上京、水商売のアルバイトをしながら、趣味で始めた手品に没頭。
- 1968年・19歳でマギー信沢に弟子入り。師匠は「正統派」マジシャンであり、本人も一時期スライハンドマジックを演じていたことがある。
- 1969年・20歳からプロのマジシャンとして、ストリップ劇場を中心に活動開始。当初は正統派マジックを行っていたが、独自のスタイルである「おしゃべりマジック」を徐々に模索していく。
- 1980年、『お笑いスター誕生!!』で7週勝ち抜き。活躍の場がテレビにも移行する。
- 1981年~1982年、「日本放送演芸大賞ホープ賞」受賞。
- 現在は多くの弟子を抱える、マギー一門の屋台骨。
マギー一門
人物・エピソード
メガネにヒゲ、黄色い燕尾服(えんびふく)という風貌と、飄々としてとぼけた茨城訛りのトークで観客を煙に巻く。このトークは、かつてストリップ劇場の前座を任されていた頃、手品だけでは時間が余るため始めたという。
手品は、素朴な小道具を使う。本来マジックでは「タネもしかけもございません」等仕掛けがないことをアピールするのが常識だが、マギー司郎は「ここに手品用のハンカチがあります」と「手品用」という言葉をつけたり、素人でもタネが予想できるようなマジックを用意して客にタネを当てさせたりと、タネがあることをあえて強調して進行する。
得意なマジックは、「縦ジマのハンカチを横ジマにすること」、「麦茶をウーロン茶にすること」である。前述のような一見「インチキマジック」を行いつつ、「板橋(鉾田町などの場合も多い)に○○って飲み屋があるの知ってる? そこに週5回通う、常連の○○って人知ってる? その人が大好きなマジック今からやるから」などの小話を挟む。そんな調子で最後まで進むのかと観客に思わせながら、終盤には必ず正統派のマジックを見せステージを締める。しかしその際にも「これはデパート行けば売ってますからね」「ハンカチが繋がるまでに、二日かかるのよ。ずーっと二日待ちますか?」などと小話を挟み笑いを取る(勿論直後にマジックを成功させている)。一発芸として何かマジックの披露を求められるときには、正統派マジックを見せることが多い。
弟子のマギー審司をアシスタントとして連れていた時期があり、その頃は「移動マジック」と称して客に箱の中身を見せない上で箱の中身が移動したかどうかを審司に証言させるという、2人ならではのネタで笑いを取ったこともある。CMでも師弟での共演を果たしている。
余談だが、司郎は神奈川県のある会場で普通の紙を1万円札に変えるマジックを行った時、「偽札を製造した疑い」で警察の事情聴取を受けたというエピソードがあり、『トリビアの泉』(フジテレビ)で映画『容疑者室井慎次』風の再現VTRまで作られ、弟子のマギー審司も出演した。
なぜか複数のアパートの部屋を借りており、事情や場所に応じてそのうちの一つに泊まるという生活を送っている。
全国銀行協会(JBA)の「(マギー司郎が教える)金融犯罪のタネと仕掛け」という冊子に登場、オレオレ詐欺、銀行口座の売買等の金融犯罪の手口、防止策の説明とおまけの手品2種類を披露している。
「自分の弱点は武器になる。弱点をさらけ出せば人は強くなれる。」が座右の銘。若い頃ネタが中々うけず「僕も大変なのよ…」「僕マジックが上手く出来ないんですよねぇ」と呟いたとき笑いが起こり、それ以来手品とともに話術を磨き、客を引き付ける工夫をするようになったという。NHK「課外授業ようこそ先輩」に出演した際にも、「“自分のだめなところ”を敢えて口に出しつつ、マジックを披露すること」を母校の生徒達へ課題として出し、それを実践した子供達を大いに褒めた。なおこの放送は日本賞・最優秀番組賞を受賞している。
受賞歴
- 1981年 放送演芸大賞ホープ賞
- 1982年 放送演芸大賞ホープ賞
- 1997年 奇術協会天洋賞
- 2004年 日本賞 教育ジャーナルの部 最優秀番組 - マギー司郎の出演した「課外授業ようこそ先輩 『おしゃべりマジックで強くなろう』」が受賞
テレビ
- ゆうどきネットワーク(日本放送協会総合テレビジョン)
- 徹子の部屋(テレビ朝日)2007年11月15日
- ボキャブラ天国(フジテレビ)キャッチコピーは「北関東イリュージョン」
- エンタの神様(日本テレビ)マギー司郎&審司名義。キャッチコピーは「お笑いマジック師弟」
関連項目
外部リンク
|
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴 Text is available under GNU Free Documentation License. |