ジャングル大帝
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『ジャングル大帝』(じゃんぐるたいてい Kimba the White Lion)は、手塚治虫の漫画およびそれを原作とした一連のアニメ作品。
目次 |
概要
大阪在住の医大生時代は単行本の描き下ろしを中心として来た手塚治虫が、中央で本格的なデビューを飾ったのが本作である。学童社の月刊漫画誌「漫画少年」に1950年11月号から1954年4月号にかけて全43回を連載した。本来は『密林大帝』として単行本で描き下ろす予定だったのが、上京して偶然訪れた学童社において加藤謙一編集長の奨めで連載することになった経緯を持つ。連載開始時は4ページ、第2回からは扉ページのついた10ページに拡大になり、連載中は最大で16ページになるなど「漫画少年」の看板作品として君臨。以後の手塚は、単行本描き下ろしから、月刊漫画誌に仕事を切り替え、大学卒業後は漫画家に専念。1952年に『鉄腕アトム』を「少年」で連載を始めるまで、少年誌での手塚の代表的な仕事が本作である。4度にわたりアニメ化され、プロ野球球団「埼玉西武ライオンズ」に本作のキャラクターが採用されたことで、世代を越えた認知度を持つ。大のディズニーファンである手塚が、ディズニーのアニメーション映画『バンビ』に影響を受けて本作を描き、後にディズニー本家がアニメ版『ジャングル大帝』で育ったクリエイターによりアニメ映画『ライオン・キング』(1994年公開)が制作されたのではないかと指摘されたことでも知られる。
「白いライオン」というアイディアは、手塚がかつてライオンの水彩画を依頼された際に白熱灯の下で彩色したところ、電灯の光のために、できあがってみたら色がきわめて薄くて没になった失敗談が発端という。ジャングルを舞台とする趣向は、手塚が少年だった1930年代初めにターザン映画などを代表とする秘境冒険映画、猛獣映画など人気を呼んだアメリカ映画の影響が指摘されている。具体的には、レオの父親パンジャの名前は1934年の『パンジャ』という猛獣狩り映画(「ジャパン」を前後入れ替えたアナグラム的な命名という説も一部にある)、設定は1933年の『密林の王者』などである。また、第二次世界大戦後の1950年代の日本で再びターザン映画が封切られて、その当時の日本の子供向け漫画や絵物語では、ターザンものやジャングルものは最もポピュラーなジャンルの一つであった。
単行本
手塚の名を高め、1954年に「漫画少年」誌上では完結していた『ジャングル大帝』だったが、単行本では長く未完のままだった。連載中の1951年と1952年に出された学童社の単行本はもちろん、1958年の光文社の手塚治虫漫画全集は4巻までと途中で刊行が中断し、ストーリーの完結までを読むことは出来なかった。テレビアニメの放映とともに1966年から1967年にかけて刊行された小学館のサンデーコミックスで、連載以来13年目にしてようやく単行本として完結。しかし前半部分を中心にオリジナルの原稿が紛失していたため、かなりの部分を描き直している。以後、小学館の手塚治虫全集(1969年~1970年)、文民社の手塚治虫作品集(1976年)が出版され、1977年の講談社の「手塚治虫漫画全集」が定本となっている。なお、「手塚治虫漫画全集」の全400巻のうち記念すべき第一巻はこのジャングル大帝である。
「漫画少年」連載のオリジナル版は、印刷された「漫画少年」を版下として、1990年から1992年にかけて、手塚治虫ファンクラブ京都の「ヒョウタンツギタイムス」から復刻する試みが行なわれた。
- 『ジャングル大帝(全2巻)』学童社
- 手塚治虫漫画全集『ジャングル大帝(全3巻)』光文社
- サンデーコミックス『ジャングル大帝(全5巻)』小学館
- 手塚治虫全集『ジャングル大帝(全3巻)』小学館
- 手塚治虫作品集『ジャングル大帝(全1巻)』文民社
- 手塚治虫漫画全集『ジャングル大帝(全3巻)』講談社
- 手塚治虫漫画全集『レオちゃん(全1巻)』講談社
- 手塚治虫初期漫画館 『ジャングル大帝(全2巻)』名著刊行会
- カラーコミックス『ジャングル大帝(全3巻)』小学館
- ほるぷ版手塚治虫選集『ジャングル大帝(全2巻)』ほるぷ出版
- 手塚治虫まんが絵本館『ジャングル大帝(全2巻)』小学館
- ノーラコミックスデラックス『ジャングル大帝(全2巻)』学研
- 『ジャングル大帝(全2巻)』小学館
- 小学館文庫『ジャングル大帝(全2巻)』小学館
- サンデー・コミックス『ジャングル大帝レオ(全2巻)』秋田書店
- 秋田文庫『ジャングル大帝レオ(全2巻)』秋田書店
- 小学館ぴっかぴかコミックス『ジャングル大帝レオ(全2巻)』小学館
あらすじ
アフリカのジャングルにおける白いライオン、レオを中心とした一家三代の活躍を描く。
年表
- 1950年 - 『漫画少年』で漫画の連載開始。
- 1965年 - 10月、カラーテレビアニメシリーズとして虫プロダクション制作でフジテレビ系で放映開始。『Kimba the White Lion』の題名で米国を初めとする世界各国でも放映される。
- 1966年 - 第4回テレビ記者会賞特別賞受賞。厚生省中央児童文化財部会年間優秀テレビ映画第1位。厚生大臣児童福祉文化賞受賞。『劇場版・ジャングル大帝』東宝系で公開。冨田勲『交響詩 ジャングル大帝』 (石丸寛指揮、日本フィルハーモニー交響楽団演奏) のLPレコード発売 (アニメ用音楽から編曲した交響詩の嚆矢)。原作の後半に相当する『新ジャングル大帝 進めレオ!』フジテレビ系で放映開始。
- 1967年 - 劇場版がヴェネチア国際映画祭でサンマルコ銀獅子賞を受賞。『新ジャングル大帝 進めレオ!』第14話「吠える氷河」が第6回日本テレフイルム技術賞受賞。
- 1970年 - これまで何度も刊行されては中断していた漫画単行本が、新書版の小学館版手塚治虫全集の一部として、初めて最終話まで刊行された。
- 1989年 - 2月、手塚治虫逝去。10月、手塚プロ制作の新作アニメ『ジャングル大帝』テレビ東京系で放映開始。
- 1991年 - 1月、オリジナルビデオアニメ『アニメ交響詩ジャングル大帝』発売。
- 1994年 - ディズニーの劇場アニメ『ライオン・キング』公開。『ジャングル大帝』に酷似していると話題になる。
- 1997年 - 手塚プロ制作の新作劇場アニメ『ジャングル大帝』松竹系で公開。『新ジャングル大帝 進めレオ!』では原作と異なっていた結末部分を、原作に沿った形でリメイクしたもの。
アニメ
第1作
概要
フジテレビ系列で1965年10月6日~1966年9月28日まで全52話を放送。日本国産初のカラーテレビアニメシリーズとされることが通例だが、『ジャングル大帝』以前に1965年4月から、カラーによるテレビアニメ『ドルフィン王子』が放映されている。しかし、全3話に過ぎなかった為、余り話題にならず、忘れ去られて行った。しかも本格的なカラーテレビアニメのシリーズは本作という評価が一般的である。
スポンサーは三洋電機が「サンヨーカラーテレビ劇場」と銘打って一社提供を行い、自社製品であるカラーテレビ購買需要を喚起するソフトとして活用した。漫画連載は10年以上前であり、テレビアニメ黎明期であるため俗悪番組のそしりを避けるべく、『鉄腕アトム』と同じく、手塚漫画の中では「よい子」の代表格であるレオに白羽の矢が立った。レオの理想主義は教育者の支持を得て、日本PTA全国協議会、教育者懇談会の推薦番組に、番組向上委員会の青少年向け推奨テレビ番組に選定された。
予算は1話250万円、総額1億2千万円の制作予算が組まれ、並行して放映する『鉄腕アトム』は外注プロダクションを多く使うことにし、『ジャングル大帝』には虫プロダクション生え抜きの主流スタッフを投入。虫プロの社員スタッフで制作されることになった。ただし、手塚治虫は制作現場から外された原作者という立場に過ぎず、『鉄腕アトム』『W3』のような手塚のチェックは入っていない。これはプロデューサー主導による予算管理に基づく制作体制を取ることで、虫プロが赤字体質から脱却することを意図した広告代理店出身の穴見薫虫プロ常務による改革の一環だったと言われる。音楽は音響監督の田代敦巳の推薦で、冨田勲に決定。後のテレビアニメでは制作予算の都合で事前に一括で何十曲を作曲するの対して、ミュージカルの要素が組み入れられた本作では、画面に合わせて1本ずつ作曲、録音する工程が取られた。本作のレコードは日本コロムビアが発売した。それまでアニメの主題歌はソノシートで発売されるもので、虫プロダクションも朝日ソノラマからソノシートで主題歌を出していた。シングル盤で出されたのは本作のレコードが初である。日本コロムビア専属歌手だったポップス歌手弘田三枝子が歌うエンディング主題歌「レオのテーマ」は10万枚以上[1]のヒットを記録した。また、挿入歌集『ジャングル大帝 ヒット・パレード』と『交響詩 ジャングル大帝』の2枚のLPレコードで販売されたのもこれが日本初となっている。日本コロムビアの小学校の鑑賞教材にも使えるレコードという発想で制作された『交響詩 ジャングル大帝』は1966年の芸術祭の音楽部門に参加し、奨励賞を受賞した。
2006年3月~5月にカートゥーン ネットワークで再放送された(その後も数回放送されている)が、第8話「きちがい雲」はこのサブタイトルが現在は放送禁止用語に抵触するため放送されなかった(それ以外は原版のまま放送されている)。DVD-BOXには収録されており、単品の「ベストセレクション 白い獅子編」(品番COBC-90197)でも見ることができる。
アメリカ輸出
『鉄腕アトム』での経験を活かして、テレビアニメ版は当初よりアメリカ輸出を意識。アメリカでは既にカラー放送が主流になっていたことからカラーで制作。また、どんなエピソード順に並べても大丈夫なように、あるいはアメリカの放送コードに引っ掛かって放送できない回があった場合のために、原作の漫画は大河ドラマであったのに対して、1話完結のエピソードとなっている。黒人の描写には気をつけ、漫画的なカリカチュアライズした表現は用いず、登場させる際も黒人を悪役にはしないなどの配慮が取られた。その甲斐もあって、『鉄腕アトム』に続いて、アメリカの3大ネットワークの一角NBCが購入し、ネットワークでは放送されなかったものの、番組販売され、『Kimba the White Lion』として放送された。
スタッフ
- 脚本:辻真先、雪室俊一、石郷岡豪、豊田有恒、安東穂夫、五味明
- 演出:永島慎二、林重行(りんたろう)、北野英明、勝井千賀雄、平田敏夫、正延宏三、瀬山義文、山本暎一、ほか
- 作画監督:勝井千賀雄
- 技術:清水達正
- 美術:伊藤信治
- 音響:田代敦巳
- 音楽:冨田勲
- 指揮:森田吾一
- 録音・効果:岩田廣一
- 編集:古川政士
- 現像:東洋現像所
- 資料制作:野崎欣宏
- チーフディレクター:林重行
- プロデューサー:山本暎一
- 制作担当:もり・まさき
- 制作:虫プロダクション、山本暎一
主題歌
- オープニング:『ジャングル大帝のテーマ』
- 作詞:石郷岡豪/作曲:冨田勲/歌:平野忠彦
- エンディング:『レオのうた』
受賞歴
漫画版
原作者の手塚治虫本人の手でコミカライズされ、小学館の児童雑誌『幼稚園』『小学一年生』から『小学四年生』の1965年10月号から1966年12月号にかけて『ジャングル大帝』が連載された。また、アニメ化に先立ち、『幼稚園』『小学一年生』の1965年4月号から9月号までは『レオちゃん』という題名で連載している。
映画版
1966年7月31日に東宝系で公開された。本来の公開予定作品だった新作長編『鉄腕アトム』が脚本も完成しない状態のため、その代替作品として、急遽テレビで放送していた『ジャングル大帝』を再編集したもの。1967年にイタリアのヴェネチア国際映画祭の児童映画部門の第1位であるサンマルコ銀獅子賞を受賞した。
第2作『新ジャングル大帝 進めレオ!』
フジテレビ系列で1966年10月5日から1967年3月29日まで放送。『ジャングル大帝』の視聴率は20%以上を獲得し、内容的にも各賞を受賞する好評に、続編として主人公レオが大人となり、家族を持った設定で、原作の後半部分をアニメ化した。これは1年目は子供時代編に、延長した場合は2年目からは大人時代編とする手塚の構想に基づいたもの。しかし、裏番組が日本テレビ系列の円谷プロ・東宝製作である『快獣ブースカ』であったため視聴率は低迷し、15%を割ったことから半年で打ち切りになった。物語もスポンサーと対象年齢の兼ね合いから、原作とは異なるハッピーエンドに変更された。アメリカでもNBCが購入することはなく、1984年になって宗教チャンネルの Christian Broadcasting Network が『Leo the Lion』のタイトルで放送した。
主題歌
- オープニング:『ジャングル大帝のうた』
- エンディング:『レオのうた』
漫画版
1967年発表。第1作と同じく手塚治虫自らがコミカライズを担当した『ジャングル大帝 進めレオ!』を、小学館の学習雑誌『小学一年生』『小学二年生』の1月号から4月号にかけて連載。
第3作
テレビ東京系列にて、1989年10月12日から1990年10月11日まで放送(時間枠:毎週木曜日19:30~20:00)。全52話。番組表では途中から『手塚治虫の新作アニメ ジャングル大帝』と表記された。
企画は1987年にスタート。『青いブリンク』『森の伝説』と並び、手塚治虫本人が最後に手掛けたアニメの一つ。1989年(平成元年)度『第14回文化庁こども向けテレビ用優秀映画』奨励作品。レオが人間の言葉を喋らない設定になり、ストーリーも第1話が原作の第1部を使っていること以外はオリジナルとなっている。
スタッフ
- 企画:後藤田進(日本経済社)、倉田幸雄(学研)、松谷孝征(手塚プロダクション)
- プロデューサー:中村亮平、井口晴之(テレビ東京)、馬場大輔(日本経済社)、大西邦明(学研)
- アニメーションプロデューサー:杉山豊(学研⇒ASATSU⇒現dentsu所属)、勝田稔男
- 制作担当:久保田稔
- 制作デスク:服部達也、井口憲明
- シリーズ構成:馬嶋満、平見瞠(※一時期のみ)
- 脚本:馬嶋満、伊東恒久、宇井孝司、山下久仁明、平見瞠
- 監督:宇井孝司
- 絵コンテ/演出:宇井孝司、望月敬一郎、平田敏夫、棚橋一徳、吉村文宏、五月女有作、しんばやしみのる、今沢哲男、他
- キャラクターデザイン:手塚治虫、川尻善昭
- 作画監督:新川信正、野田卓雄、我妻宏、佐藤雄三、半田輝男、香西隆男、宍倉敏、小林準治、昆進之介、堀内修、蟲林オサヲ
- 総作画監督:小林準治
- 美術デザイン:勝又激、斉藤雅己
- 美術監督:岡田和夫
- 色彩設定:藤川千奈実
- 撮影監督:白井久男(スタジオコスモス)
- 音楽:朝川朋之
- 録音監督:斯波重治
- 録音制作:オムニバスプロモーション
- 録音スタジオ:ニュージャパンスタジオ
- 現像:IMAGICA
- タイトル:マキ・プロ
- 製作:テレビ東京、日本経済社、学研
- アニメーション制作:手塚プロダクション
主題歌
- OP:『サバンナを越えて』
- 歌:水木一郎
- ED:『夕映えになれ』
- 歌:徳垣とも子
劇場版
1997年8月1日松竹系で公開。テレビアニメ版では最後が改変された原作の第3部を忠実に描くことを意図として製作された。
スタッフ
- 製作総指揮:松谷孝征、幸甫
- 企画:清水義裕、古徳稔、石田康男
- プロデューサー:久保田稔、宇田川純男、秋葉千晴
- キャラクターデザイン・作画監督:杉野昭夫
- 音楽:冨田勲
- 指揮:大友直人
- 演奏:東京交響楽団
- 音響監督:千葉耕市
- 美術監督:阿部行夫
- 演出:五月女有作、吉村文宏、桑原智
- 脚色・監督:竹内啓雄
- 製作:手塚プロダクション、松竹
オリジナルビデオアニメ版
『アニメ交響詩ジャングル大帝』は、テレビアニメ第1作放映時に発売されたレコード『交響詩 ジャングル大帝』に映像をつけるコンセプトで制作された51分のオリジナルビデオアニメ作品である。1991年4月1日に日本コロムビアより発売された。監督は新旧のテレビアニメシリーズのスタッフでもあった虫プロ出身の平田敏夫があたっている。
スタッフ
- 企画:木村英俊
- エグゼクティブ・プロデューサー:木村裕史、松谷孝征
- プロデューサー:清水義裕、久保田稔、岩瀬安輝、丸山正雄
- 監督:平田敏夫
- 監修:宇井孝司
- 作曲:冨田勲
- 指揮:石丸寛
- 演奏:日本フィルハーモニー交響楽団、日本合唱協会
- 構成:山本暎一、田代敦巳
- 設定:高林久弥
- 美術監督:金村勝義
- 作画監督:本木久年
- 製作協力:マッドハウス
- 製作:日本コロムビア、手塚プロダクション
登場キャラクターとキャスト
- レオ:太田淑子(第1作)→外山高士(第2作)→林原めぐみ(第3作、幼年期)→古本新之輔(第3作、少年期)→津嘉山正種(劇場版)
- 主人公。白獅子パンジャの息子で、同じく白獅子。劇場版と進めレオでは妻にライヤ、子供にルネとルキオを授かる。
- 劇場版では最後にヒゲオヤジを助ける為に命を犠牲にする。劇場版と新ジャングル大帝とのつながりはないと考えられる
- ライヤ:松尾佳子(第1作)→北浜晴子(第2作)→玉川紗己子(第3作)→倍賞千恵子(劇場版)
- レオの親友。気が強く、恐がりな女の子。第3作ではリョーナというレオの叔母の雌ライオンに仕えている。リョーナの死後はレオのことを気にかけレオを支える。劇場版では中盤にルネの家出のために疲労と気苦労が重なりルネのことを考えていた時急に死斑病を発症、最後にはレオとルキオを残して息を引き取った
新ジャングル大帝と劇場版のつながりはないと思われる。理由はレオとヒゲオヤジの関係がない事、新ジャングル大帝で死亡した(おふくろさんやパグーラ)キャラクターが登場していているため関連性がない ライヤはジャングル大帝 進めレオではとても子供想いである。
- パンジャ:小池朝雄(第1作)→佐々木功(第3作)
- レオの父親で、ジャングルの王。ジャングルに人間の手が及ぶのを防いでいたが、ハム・エッグによって射殺される。
- エライザ:新道乃里子(第1作)→島本須美(第3作)
- レオの母親。レオの誕生後、愛する息子と離ればなれに・・。
- ルネ:里見京子(第2作)→柊美冬(劇場版)
- レオの息子。逆さに読むと「ネル」=「寝る」。進めレオではレオの少年期と瓜二つ、劇場版では中盤に人間の世界に旅立っていくがレオやライヤの住むジャングルが伝染病に冒されているとコウノトリに聞いて故郷に帰る。しかし帰ってきたときにムーン山から下山してきたレオの毛皮を着たヒゲオヤジに遭遇そこで初めてレオの死を知る。
- ルキオ:増山江威子(第2作)→椎名へきる(劇場版)
- レオの娘でルネの妹。逆さに読むと「オキル」=「起きる」。ジャングル大帝 進めレオではライヤの子供時代と瓜二つである。劇場版ではライヤが死斑病で息を引き取ったあとルキオも死斑病に発病する。しかしムーン山を調査しに来ている、ヒゲオヤジたちに助けられる。
- トミー:明石一(第1作)→トニー:亀山助清(第3作)→龍田直樹(劇場版)
- ココ:田村錦人(第1作)→千葉繁(第3作)→肝付兼太(劇場版)
- マンディ:勝田久(第1作)
- トット:加藤精三(第1作)→中尾隆聖(第3作)
- ディック:熊倉一雄(第1作)
- ボウ:川久保潔
- ケン一:関根信昭(第1作)→山口勝平(第3作)
- 嵐に遭って飛行機が不時着したため、ジャングルにやってきた人間。橋の崩落から救ってくれたレオと出会い、仲良しになる。レオ達に人間の言葉を教えてくれる。
- 第3作では幼いレオを引き取り、ジャングルに帰るまでを一緒に過ごす。
- マリー:山本嘉子
- ヒゲオヤジ:千葉順二(第1作、第2作)→伴俊作:辻村真人(第3作)→富田耕生(劇場版)
- ロンメル:大平透(第2作)
- プラス:納谷悟郎(第2作)→村松康雄(劇場版)
- マイナス:塩屋浩三(劇場版)
- ランプ:納谷六朗(第3作)
- ブブ:玄田哲章(第3作)
- パンジャのライバル。左目の傷はパンジャとの戦いで負ったもの。そのためか、レオに敵対心を抱いていたが・・。
- 第50章 勝利でレオに助けられ。第52章 調和にてミスシフォンの銃撃から身を投げ出してレオを庇い負傷する
- クッター:増岡弘(第3作)
- ハムエッグの相棒
- リョーナ:島本須美(第3作)
- パロス村で生き神とされている白いライオン。ライヤを仕えている。原作および第1作ではパンジャの娘でレオの異母姉だが、第3作ではパンジャの妹でレオの叔母とされている。ライヤにとって最愛の存在だったが、ハムエッグの銃撃からレオを守って死亡する。
- ブラッザー:谷啓(劇場版)
- パグーラ:伊武雅刀(劇場版)
- ビゾー:鈴木蘭々(劇場版)
- メリー:中嶋朋子(劇場版)
- ハム・エッグ:富山敬(第3作)→立川談志(劇場版)
- ラムネ:松本保典(劇場版)
黒人描写問題
本作を巡っては、黒人描写をめぐって差別だとして抗議を受ける問題が起きている。1990年9月に「黒人差別をなくす会」より、手塚作品の黒人描写が差別と偏見を助長すると抗議して「善処」を求める内容の内容証明が手塚プロダクションを始めとして、手塚作品を出版する大手出版社に送られた。これを受けて、東京、名古屋、神戸で開催されていた「手塚治虫展」では、『ジャングル大帝』のパネルを撤去し、パンフレットから黒人の部分を削除して差し替えがなされた。当時の「黒人差別をなくす会」は、鳥山明の『Dr.スランプ』、佐藤正の『燃える!お兄さん』など、手塚以外の漫画にも同様に抗議を行い、それらの作品では指摘された黒人の部分を描き変える形の対処が取られたが、既に作者が故人となっていた手塚治虫作品の場合は、描き直すことが不可能であった。そのため、手塚プロダクションでは、1990年12月までに講談社の「手塚治虫漫画全集」の全巻を出荷停止したのを始め、その他、7社の出版社から出されている手塚の単行本のうち黒人が描かれているもの全てを一時的に出荷停止する処分が取られた。その後も、「黒人差別をなくす会」からは定期的に抗議文が送付されて来る中、描き直しが無理のため絶版処分とする処置も浮上したが、1992年春に講談社社員の発案で、手塚が故人であることと描かれたその当時の時代背景を示すものであるとする断り書きを巻末につけて理解を求めることに決定。『ジャングル大帝』を始めとする手塚作品の再出荷を開始した。1993年には日本アフロ・アフリカン協会からも抗議を受けたが、手塚プロダクションと出版社を交えて対話が行なわれ、断り書きをつけることで基本的合意が得られている。以後も「黒人差別をなくす会」からは定期的に抗議が寄せられているというが、これがきっかけとなって、黒人が登場するしないに関わらず手塚作品が出版される際は断り書きを巻末につける形が通例となっている。
手塚治虫ファンクラブ京都は、1990年8月に手塚プロダクションの許諾を受けて、会報「ヒョウタンツギタイムス」誌上で「漫画少年」連載のオリジナルの『ジャングル大帝』の復刻を開始。大手出版社と手塚プロダクションへの抗議に続く形で、1990年10月に『ジャングル大帝』が人種差別とする「黒人差別をなくす会」から抗議文が到着したが、手塚治虫ファンクラブ京都はこれに納得せずに刊行を続行。大手出版社の黒人描写がある手塚作品が出荷停止となっていた時期も、手塚治虫ファンクラブ主宰者は、手塚治虫ファンクラブ京都の名を外して、手塚プロダクションとは関係ない形で、1992年3月までかけて復刻を完了した。
ディズニー作品『ライオン・キング』との類似
本作とディズニープロダクションの1994年公開のアニメ映画『ライオン・キング』とが類似しているとして、ディズニーが模倣したのではないかと日米で話題になった。 この件に対して、ディズニー側は公式にはアメリカで放送された『ジャングル大帝』を見ていないとして模倣を否定した。日本では手塚治虫を敬う漫画家の里中満智子が個人で署名を集めて、ディズニーへ質問状を送る活動を行なった。手塚治虫の死後、著作権を管理している手塚プロダクション並びに遺族は仮に盗作だったとしてもディズニー側と事を構えない事を決めた。理由は「ディズニーファンだった故人がもしもこの一件を知ったならば、怒るどころか『仮にディズニーに盗作されたとしても、むしろそれは光栄なことだ』と喜んでいたはずだ」とした。手塚治虫の長男で、手塚プロダクションの取締役も務める映像作家の手塚眞は、問題にしなかった理由として、ディズニーへのバッシングに荷担したくなかったこと、文化は模倣によって成立すること、『ライオンキング』には白いライオンが登場せず、動物だけの世界で閉じており『ジャングル大帝』のような人間社会と交流するドラマがないことを理由に似ているとは思わなかったことを挙げている。手塚プロもテレビアニメ版を制作した山本暎一も問題にしなかったこともあり、騒動は自然と終息した。ディズニー側からの里中満智子への返信には模倣は否定しつつも、手塚治虫の業績を認め、手塚へ敬意を表する旨が記されていたという。
その他
- 白いライオンは、実際に存在する(ホワイトライオンを参照)。
- プロ野球埼玉西武ライオンズのマスコットとして、レオが描かれている。
このキャラクターはそのまま「レオ」と呼ばれており、西武鉄道においては乗車カードに「レオカード」、山口線(及びそこで使用される西武8500系電車)に「レオライナー」の愛称がある。
また西武鉄道のボタン型旧券売機(タッチパネル新型券売機には書かれていない)や西武鉄道グループの西武バス(高速バス・貸切バスおよびノンステップバス※のみ)・西武高原バス・伊豆箱根鉄道・近江鉄道のバス及び西武ハイヤーのタクシー(黒塗りのハイヤーは除く)にもレオが描かれており、ある意味西武鉄道グループのGI(グループ・アイデンティティ)の象徴ともなっている。
- ※なぜかここ最近の導入車両や車体更新車両ではレオマークが消え『Non-Step Bus』の文字だけになっている
- ただし、生前手塚は「あの絵は実はレオの父親の『パンジャ』なんですよ」と苦笑していたという。
- 原作のクライマックスの発端となる大陸移動説は、『漫画少年』に連載された当時は異端の学説であった。残留地磁気の研究からそれが裏付けられ、プレートテクトニクスとして定説化するのは、最初のテレビアニメ版が放映された頃のことである。
- 原作の最終回をとある旅館で描いていたところ藤子不二雄が訪ねてきたので、一部代筆してもらっている。
- 山形銀行のマスコットキャラとしてレオが描かれる。(キャンペーンの商品等)
- また、札幌銀行でもイメージキャラクターに起用している。
脚注
- ^ 山口康男『日本のアニメ全史―世界を制した日本アニメの奇跡』(テンブックス、2004年、ISBN 4886960111)88頁。
参考文献
- 夏目房之介 『手塚治虫はどこにいる』(筑摩書房、1992年) ISBN 4480051759 ISBN 4480031308
- 野口文雄 『手塚治虫の奇妙な資料』(実業之日本社、2002年)ISBN 4408394998
- 富野喜幸『だから僕は… 「ガンダム」への道』(徳間書店、1981年) - 『鉄腕アトム』班の回された演出の機会を得た虫プロの新人から見た『ジャングル大帝』班。
- 『朝日ジャーナル4月20日号臨時増刊 手塚治虫の世界』(朝日新聞社、1989年) - 米澤嘉博による『ジャングル大帝』解説。
- 山本暎一 『虫プロ興亡記 安仁明太の青春』(新潮社、1989年) - テレビアニメ第1作の製作者の事実上の手記。
- 杉尾敏明,、棚橋美代子『焼かれた「ちびくろサンボ」 人種差別と表現・教育の自由』(青木書店、1992年)
- 霜月たかなか編『誕生!「手塚治虫」 -マンガの神様を育てたバックグラウンド』(朝日ソノラマ、1998年) - 手塚治虫自身が『ジャングル大帝』がディズニーの『バンビ』の影響を受けたとする発言を引用。
- 木村英俊『THEアニメ・ソング ヒットはこうして作られた』(角川書店、1999年) - テレビアニメ第1作のレコードを担当した日本コロムビアのディレクターの回想。
- 手塚治虫『マンガの描き方 似顔絵から長編まで』(光文社文庫、1996年) - 1977年に出版されたものの復刊。白いライオンというアイデアを思いついた経緯。
- フレデリック・L・ショット 『ニッポンマンガ論―日本マンガにはまったアメリカ人の熱血マンガ論』(マール社、1998年)ISBN 4837307337 - (『ライオンキング』の類似に言及
- 西尾秀和『差別表現の検証 -マスメディアの現場から』 (講談社、2001年) - 黒人描写への抗議に対応した講談社の元法務部長による著書。
- 木励悟『ディズニー批判序説 -盗むディズニー訴えるディズニー』(データハウス、2001年) - 『ライオンキング』問題。
- 加藤丈夫 『漫画少年物語 編集者加藤謙一伝』(都市出版、2002年)ISBN 4901783041 - 漫画を連載した「漫画少年」編集長の評伝。
- 手塚眞『天才の息子 ベレー帽をとった手塚治虫 』(ソニー・マガジンズ、2003年) - 遺族の1人として『ライオンキング』に対する見解を述べる。
- 司田武己『手塚治虫バカ一代 -「幻のジャングル大帝」を覆刻した男・石川栄基の物語』(集英社インターナショナル、2004年)
- 安藤健二『封印作品の謎2』(太田出版、2006年) - 黒人差別描写に対する抗議と講談社と手塚プロダクションの対応。
外部リンク
- ジャングル大帝(TV第1作)
- 新ジャングル大帝 進めレオ!
- ジャングル大帝(新)
- 劇場版 ジャングル大帝
- オープンディレクトリ: Arts: Animation: Anime: Titles: K: Kimba the White Lion (英文リンク集)
- 日本財団図書館 世界都市東京フォーラム会議録「マンガ・アニメーションを東京の顔に」会議録 - 里中満智子が『ライオンキング』問題のときに取った行動を振り返る。
- 百獣の王ライオン画像動画集:ライオンキングス
| フジテレビ系 水曜19:00枠 | ||
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| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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子供まんが大会
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ジャングル大帝(第1作)
新ジャングル大帝 進めレオ! |
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| テレビ東京系 木曜19:30枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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ジャングル大帝(第3作)
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴 Text is available under GNU Free Documentation License. |