キャッツ・アイ
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『キャッツ♥アイ』 (CAT'S♥EYE) は、北条司による怪盗漫画作品、及びこれを原作とするラジオドラマ・アニメ・テレビドラマ・映画等のメディアミックス作品。
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概要
読切りとして描かれた「キャッツ♥アイ」(第1話として単行本に収録)を元に『週刊少年ジャンプ』誌上において、1981年40号から1984年44号まで連載された北条司の連載デビュー作。連載終了後、同誌の1985年6号に後日譚が掲載され、単行本には最終話として収録されている。単行本はジャンプ・コミックスより全18巻。1994年には愛蔵版、1995年から1996年にかけては文庫版として共に全10巻で発売されている。また2005年から2006年にかけては『CAT'S♥EYE COMPLETE EDITON』としてカラーページが再現されている完全版が徳間書店より全15巻で発売されている。
予告状を送りつけて、絵を狙う怪盗キャッツアイと彼女らを捕まえる事に執念を燃やす若い刑事の対立に、刑事は気づいていないが実はキャッツアイのひとりは自分の恋人というラブコメディを織り交ぜて描く。多くの怪盗物の作品同様、「キャッツアイが予告状を出し、厳しい警備の中を見事に獲物を盗み出す」というのが基本構成となっている。全体を通しての伏線などはあるものの、原則的には各話の繋がりはない1話完結の作品となっている。現代劇として描かれている為、連載当時の1980年代前半を舞台としており、なおかつ現実の時間経過に併せ作中の人物も年を取っている。
1983年にテレビアニメ化、1988年にテレビドラマ化、1996年に小説化、1997年に実写映画化と様々なメディアミックス展開がなされている。2000年には写真をデジタル合成した短編集『Parrot 幸福の人』の中の一編として新たに一編が描き下ろされた。
なお、他の日本の人気漫画、アニメと同じく、アジアやヨーロッパ諸国でも放映され、特にイタリアやフランス、フィリピンやドイツで高い人気を誇った。
注意:以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。
あらすじ
キャッツアイは美術品専門の謎の女盗賊。犬鳴警察署の刑事・内海俊夫は、いつもキャッツアイの逮捕に失敗し、上司に怒鳴られ、左遷の危機にもあった。そんな俊夫の恋人で、俊夫の勤務する署の前でこの盗賊と全く同じ店名の喫茶店を営む来生瞳は、いつも俊夫の愚痴を聞いてあげている。だが、瞳達来生三姉妹こそ、キャッツアイの正体だった。キャッツアイの獲物はハインツというヨーロッパの画家の作品や遺物ばかりなのだが、そのハインツとキャッツアイとの間にはある接点があった……。
登場人物
来生三姉妹
喫茶店「キャッツアイ」を営む美人3姉妹で、予告状を出しまた犯行声明(ウインクしている黒ネコのマーク入り名刺)を残して美術品を狙う怪盗「キャッツアイ」(通称「キャッツ」)の正体。尚、この喫茶店「キャッツアイ」は外見名称をそのまま引き継ぎ、『シティーハンター』・『エンジェル・ハート』ではファルコン(海坊主)が営業する喫茶店として再登場している。また読切版『シティーハンター -XYZ-』においては瞳と俊夫と思われる若夫婦が喫茶店を営業しているコマが見られる。3姉妹の名前は全て目に関連する言葉から付けられている。
- 来生 瞳(きすぎ ひとみ)
- 来生三姉妹の次女で初登場時21歳(アニメ当時は23歳)。美人でスタイルも良く、姉妹の中で最も運動神経に優れ、盗みの際も主に彼女が行動している。キャッツの事件を担当している俊夫とは高校時代からの恋人関係であり、正体がバレる事はふたりの関係の終焉を意味するため、盗みに対しては全てをかけて取り組んでいる。途中より金髪(実は祖母からの劣性遺伝で髪の一部は金髪)に変装した状態で俊夫の前に姿を現し、キャッツに引き入れようとする。キャッツとしての行動時は主に青のレオタード(彼女達が着用するのは長袖足付きタイプ)に黄色の腰紐を巻いた格好をする。
- 来生 泪(きすぎ るい)
- 来生三姉妹の長女。長身かつ妖艶な美女で、左顎に特徴的な黒子がある。冷静沈着な性格でキャッツアイのリーダー的存在である。盗みの際には司令塔として動く事が多い。男装した姿に浅谷が惚れたため、浅谷をキャッツに取り込む為にと男キャッツとして姿を現している。キャッツとしての行動時は主に黒のレオタードに紫の腰紐を巻いた格好をする。瞳が素性を明かせない状況の時に「キャッツ」本人として現れる事も。
- 原作漫画版とアニメ版とでは、キャラクターデザインが若干異なっている。
- 来生 愛(きすぎ あい)
- 来生三姉妹の三女。キュートでボーイッシュな美少女。機械に強く、操作も製作もお手の物な現役女子高生で、後に国立大濠芸術大学に合格し大学生となっている。寝ぼけると俊夫のベッドに潜り込む癖がある。一人称は「ボク」。EYEの発音の「あい」が名前の由来。キャッツとしての行動時は主に襟のついたオレンジのレオタードに黄色の腰紐を巻いた格好をする。カウンターに入った際の集客力は姉妹一の“看板娘”。
キャッツ特捜班
キャッツの事件を専門に扱う犬鳴署内の特捜班。メンバーは元々捜査第一課に所属し、他の事件も取り扱っていたが、キャッツの罠にはまり痴漢として原宿署に捕まえられたのをきっかけとして特捜班が組まれた。このため、キャッツを逮捕するまでは他の事件に携わることが出来ず、課長は事実上の左遷だと嘆いた。当初は公園を挟んで喫茶店「キャッツアイ」裏側に位置する犬鳴署内に本部があったが(但し、便所の横の日当りの悪い部屋であり、署内の日陰者扱い)、後に喫茶店「キャッツアイ」の向かいに新設された文化サークルビルの6階に移転する(アニメ版においては、この場所に犬鳴署があり、特捜班でなく、実際の警察で盗犯を捜査する捜査第三課である)。
- 内海 俊夫(うつみ としお)
- 高校時代から付き合っている瞳の恋人で、高校卒業後に警察学校へ進学し刑事となった。階級は巡査部長(警部補昇任の話もあったが、昇進を拒否して白紙答案を出している)。当初は捜査一課主任で、当時からキャッツの事件を担当し、後にキャッツ特捜班が結成された際には同班の主任となっている。キャッツの逮捕に執念を燃やしており、このため彼女達が犯行を行う際には常に立ちふさがる存在であるが、いつも失敗ばかり。瞳がキャッツであることを知らない。自宅アパートが放火されて焼失以降は、喫茶店キャッツアイに転がり込み、来生三姉妹と同居する様になる。当初は瞳の隣室だったが、壁を取り払った後は同棲状態となる。興奮すると爪を噛み、嘘をつくときには鼻の頭をやたらとこする癖がある。福岡出身で実家はオーダーメイドの女性下着専門店。幼い頃のあだ名は「フリルちゃん」で、幼年期には姉達と同じ下着を着けて育った。高校の時にはボクシングをかじっておりハードパンチャーであった(アニメでは写真部の後演劇部に属していたようである)。銃の名手で狙撃班に配属と言う話もあったが、射撃訓練中に調子に乗って曲撃ちをし、自分の足を撃ち抜いて以降、普段から銃を携帯しない程の銃嫌いに。幼い頃に両親を失っている為かマザコン気味。若い頃のハインツによく似ている。
- 浅谷 光子(あさたに みつこ)
- 俊夫の同僚で、眼鏡をかけた知的でクールな女刑事(アニメでは警視庁本庁から出向の警部補)。俊夫同様に捜査一課から特捜班に移動。瞳を始めとして来生三姉妹をキャッツではないかと疑っている。当初は俊夫に気があり(アニメ版ではこの設定はない)、瞳に対する嫉妬から失敗をするといった面も見られたが、俊夫と瞳が婚約した際に神谷からプロポーズされて以来(神谷本人はいつも通りの軽い口説き文句のつもり)神谷を意識し、のちにお見合いの席をぶち壊されたことから付き合う様になる。また男装した泪にも惚れるなど、惚れっぽい一面もある。自称得意料理は子羊のエストラゴン風味。但し重度の味覚音痴のため、一般人が食すると健康に害が及ぶ。父親は小さな製薬会社の社長。作者の後の作品『こもれ陽の下で…』には張り出されたクラス替えの名簿の中に彼女の名前が登場する。
- 課長
- 俊夫達の上司。元々は捜査一課の課長であったが、特捜班結成と同時に同班の課長となる。俊夫と同じく福岡出身のため、互いに興奮すると福岡弁でのやり取りとなる。独身で子供はおらず(犬鳴警察署の男子独身寮に住んでいる。ただし、アニメでは妻子あり)、地方勤務時代からの縁もあり、両親をなくしている俊夫の事を実子の様に可愛がっている。キャッツのことで神経がやられてるようで、キャッツの予告が近づくと目の前でハエがぶんぶん飛び回るという。
- 平野 猛(ひらの たけし)
- 通称「ヒラメ」。俊夫の後輩の刑事で俊夫のことを「アニキ」と呼び慕う。サングラスにリーゼントという格好をしておりバイクに乗るが、警察官にも関わらずノーヘルで乗る事が多い。年上のお姉さんが好みで泪に言い寄っており、武内と対比で「オバコン」と呼ばれている。犬鳴警察署の男子独身寮に住んでいる。始末書多数。アニメ版には登場しない。作者ののちの作品『 RASH!!』に武内と共にモブキャラとして登場している。
- 武内(たけうち)
- 俊夫と同期の刑事。俊夫のことを「俊さん」と呼ぶ。初期の金八先生の様な清潔感のない長髪で、背が低く短足胴長の純日本人体型。新しい自転車には足が届かない。守ってあげたくなるような年下が好みで愛に言い寄っており、「ロリコン」と呼ばれている。犬鳴警察署の男子独身寮に住んでいる。独身寮で働き始めた俊夫を慕う慶子にも気が行って愛には嫌われる。アニメ版には登場しない。作者の後の作品『 RASH!!』に平野と共にモブキャラとして登場している。
- 海野 重造(うんの じゅうぞう)
- 通称重さん(しげさん)。初登場時57歳。勤続30年の掏摸係(スリ対策専門)で、自身も相当な腕前を持つスリ。キャッツ特捜班結成と同時に本庁から配属される。お見合いをさせ縁談をまとめるのが趣味で、浅谷を100組目の成婚者にしたいと願っている。息子は警視正。名前の元ネタはSF作家の海野十三から。
- 木崎 信彦(きざき のぶひこ)
- 通称「(木崎の)だんな」。キャッツ特捜班が組まれ俊夫達が抜けた後の捜査一課の主任。階級は警部補で若きエリートであったが、のちに捜査に失敗して巡査部長に降格された上で、特捜班に配属される。美形でナルシストであり、重さんにお見合いを設定されて以降は泪に迫っている。木崎に変装したキャッツがオカマぽかったという噂が流れて以降は、木崎自体のキャラ設定にもオカマっぽさが加わった。犬鳴警察署の男子独身寮に住んでいる。アニメ版には登場しない。
来生三姉妹の関係者
- ミケール・ハインツ
- ドイツから日本に帰化した画家で、来生三姉妹の父親。幻の古代ギリシア彫像「アフロディーテ」(途中より「アテナイのアフロス」に呼称変更)を所有し、世界中の美術シンジケートから狙われる身であった為、公式の記録では大戦中に死亡した事になっているが、密かに生存しており、クラナッフ・シンジケートの企みによって行方不明となる。20年の長期リザーブしていたレストラン座席のリザーブが切れる日に5年の更新の電話が届き、生存が確認される。
- 永石(ながいし)
- 普段の来生三姉妹の財産管理や、キャッツの盗みの手配行うなどと、キャッツを裏から支える白髪で髭を蓄えた背の高い男性。姉妹を様付けで呼ぶ。アメリカ大統領さえおののく情報を持ち、ゴダールからは「将軍」と呼ばれ、昔は傭兵をしていた等、経歴に謎の多い人物。『007』のファン。原作では下の名前は不明だがアニメでは定嗣(さだつぐ)となっている。
- 守屋(もりや) / 三宅(みやけ)
- ハインツと取引のあった画商で、三姉妹にハインツの生存を伝えた人物。クラナッフ・シンジケートの正体を知ったために殺されかけて左腕が義手となった。現在は三宅の偽名を使い渋谷で画廊を営んでいる。
- ゴダール
- 国際美術協会の会長を務めるフランス人。ハインツの友人であり、ファンである為、キャッツアイの正体が来生姉妹である事に気付いていた。
- 巽 忠恭(たつみ ただあき)
- かつてのハインツの親友であり、真璃絵の許嫁だった男。真璃絵の心がハインツに向いている事を悟り、彼を罠にはめ大戦渦中のヨーロッパへと追いやった。この事を悔い結婚もせずに事業に打ち込み成功を収め、ハインツが描いた真璃絵の肖像画を盗もうとした(真璃絵によく似た)泪を見てハインツ縁の人物だと悟り、真璃絵の名前でキャッツを呼び出す。
- 巽 雪乃(たつみ 雪乃)
- 忠恭の養女。
- 真璃絵(まりえ)
- ハインツの妻で来生三姉妹の母親。故人。政略結婚によって巽の許嫁であったが、彼の友人であるハインツに心惹かれ、罠にはまりヨーロッパへと向かったハインツの後を追って行く。
- 河野 哲(こうの てつ)
- 愛と同じ高校に通うボーイフレンド。父親は大橋美術館の館長をしている。
- 和美(かずみ)
- 新聞部に所属する愛の同級生で、哲にちょっかいをかけている。逃げるキャッツアイの写真を偶然に撮るが月の逆光となっており正体は分からなかった。愛と同じ大学の写真科に進学する。
- 久寿美(くすみ)
- カジノ船のオーナー。普段は身分を隠し船でダンサーをしている。ダンサーとして船に潜入していた泪をディーラーとしてスカウトする。
- 岡山(おかやま)
- 愛の高校の担任教師。表裏の激しい性格で、女性の前では非常に紳士的だが、男の前では本音がでる。家庭訪問で来生家を訪れ、瞳にアプローチをかける。
俊夫の関係者
- 由起子(ゆきこ)
- 博多に住む俊夫のいとこの女の子。俊夫のお嫁さんになる為に、家出して上京して来、車に轢かれそうになった所を、キャッツ(瞳)に助けられた。キャッツの正体を知る人物としてしばらく東京に滞在する事になったが、実際には車のライトを至近距離で浴びていたため、瞳に助けられた瞬間は一時的に視力が殆どきかない状態であった。
- 夏目 慶子(なつめ けいこ)
- 6年前の11歳の時に火事の現場より俊夫に助けられた少女。俊夫と結婚すると指切りをしていたため、フィアンセだと名乗って現れた。課長の紹介によって犬鳴警察署の男子独身寮に務める事になる。
- 内海 トメ(うつみ -)
- 俊夫の祖母。九州で俊夫の母親が開いたオーダーメイドの女性用下着専門ブティックを営み、俊夫が跡を継ぐ事を望んでいる。
- 片山(かたやま)
- 初期に登場していた、俊夫や浅谷の同僚の刑事。平野や武内の登場により出番が無くなる。
- 香菜(かな)
- 俊夫が婚約指輪の代金を積み立てていた、ジュエリーミツコの店長の娘。恋人はプロレスラーの砲丸春雄。
- 砲丸 春雄(ほうがん はるお)
- 香菜の交際相手のプロレスラー。ハルク・ホーガンに酷似。
- 渡辺 正明(わたなべ まさあき)
- 強盗傷害で逮捕され懲役刑を受けていたが、俊夫の世話によって改心し模範囚として早くに出所。着ぐるみショーの仕事についた。
クラナッフ・シンジケート
ハインツを裏切り、国立美術館に火事を起こしハインツを殺そうとした6人の弟子や画商が作り上げた組織。ただし、初期の会合時には7人が集まっており、また、クラナッフの自爆時に13人が焼死している。ハインツから奪った彼の作品をクラナッフ (Cranaff) 名義で発表し利益を上げている。
- クラナッフ
- ミケールの双子の兄。自らも画家を目指すも弟の才能に嫉妬し、ミケールの弟子達と共にクラナッフ・シンジケートを結成しミケールを陥れた張本人。しかし、キャッツの活躍を目の当たりとして今度はシンジケートを裏切り、キャッツとの最後の賭けに負けた代償として呼び集めたシンジケートのメンバーを巻き込み自爆し死亡。
- 瀬口 広幸(せぐち ひろゆき)
- 政界にも顔が利く財界の大物の狸親父。英国王朝展でキャッツの被害にあう。キャッツから「ティア・ガール」を盗む予告状が届いた際には、不正入手した絵であったため警察にはしらをきった。キャッツをおびき寄せる為にキャッツの犯行に見せかけて殺害を犯したことがばれ、逮捕される。
- 重村(しげむら)
- キャッツに「ライン川」を盗まれる。
- 古園(ふるぞの)
- キャッツによるインド美術展の宝石盗難で多額の賠償金を払わされる。
- 豊田(とよだ)
- キャッツに「ローマの女」を盗まれる。
- 池上(いけがみ)
- 名前だけの登場。
その他
- 神谷 真人(かみや まさと)
- 自称ルポライターの男。女好きでちゃらんぽらんに見えるが、その正体は現場にコインのペンダントを犯行声明として残す、「ねずみ」と呼ばれる怪盗(神谷のみが「泥棒紳士」という呼称を用いる)。瞳とのデートを賭けた勝負でキャッツアイを出し抜くなど、かなりの凄腕。キャッツアイの正体が来生三姉妹と知って以降は、喫茶キャッツアイに入り浸り何かと瞳にちょっかいをかけてくるようになり、キャッツアイの犯行に協力することもある。かなりの女ったらしで引っ掛けた女の子に追い回される描写もよく見られる。俊夫の婚約で失恋の悲しみにいた浅谷を、いつも通り軽い気持ちで口説いた事をきっかけとして後に浅谷と付き合う事となる。キャッツ特捜班が文化サークルビルに移転した際に神谷報道事務所として隣の部屋を借りている。アニメ版には登場しない。
- ちなみに、連載終了後に神谷を主人公とした番外編を描こうとして出来上がったのが『シティーハンター』であり、冴羽獠の原型にあたるキャラクターである。
- ルパンの花嫁
- フランス現代美術連盟代表アンリエット・ルベールの振りをして来日したフランスの怪盗。キャッツアイに罪をなすり付けて盗みを働こうとした。なおアニメ版ではルパン三世の峰不二子役の増山江威子が声を担当した。
- 安岡 弘喜(やすおか ひろき)
- 香椎第二貿易株式会社社長秘書室長を務める、神谷にそっくりな27歳の男性。見栄っ張りで自信過剰な女社長についているため、女嫌い。
- 蔵元 (くらもと)
- 座王(蔵王がモデルか)のスキー場一帯を取り仕切る「王様の様な」地元の有力者。彫刻「雪の女王」をキャッツに盗まれる。
- 蔵元 麗華(くらもと れいか)
- 蔵元の娘で毎年「雪の女王コンテスト」で女王に選ばれる「蔵王の女王」。自分が一番でないと気が済まない性格で、自らキャッツを捕まえようとして俊夫達の足を引っ張る。
- 海原 神(かいばら しん)
- 東洋財団の総帥。自身の隠し財宝を輸送するドライバーを捜すため離南島(るなんとう)で賞金一億円のレースを開催する。なお、作者の次作『シティーハンター』に同姓同名の人物が登場するが別人である事が作者によって明言されている。
- 青山の狼
- ゼロヨン12秒台のチャンプ。青山の狼ながら車は千葉ナンバー。瞳達と一緒に海原に離南島のレースに招待され、仲間を使って瞳のレースを妨害しようとする。
- 怪盗28号
- キャッツが予告していた絵を先に盗み隠すが警察に逮捕され、黙秘を続けていたがキャッツの罠にかかり白状する。
- 大関 莫一(おおぜき ?)
- 逃走中に警察のピストルを奪った強盗犯。
- 葉月 八郎(はづき はちろう)
- 葉月財閥の当主。キャッツの正体が分かってしまう不正入手したハインツ作の母子像を一般公開されない様にと燃やされる。
- 萩野(はぎの)
- 強盗殺人犯。正明に変わり着ぐるみに入っていた俊夫の活躍によって逮捕される。
- 陽子(ようこ)
- 西戸崎美術館館長の娘。妻が死にふさぎ込んでいる父を奮い立たせる為に偽のキャッツの予告状を送りつける。
ラジオドラマ
NHKラジオ第1放送で 1982年8月にラジオコミックスとして単発放送された。声優が来生瞳を除き、アニメ版とは異なっている。コミック/アニメの1話相当の内容。来生家の三姉妹が互いを名前のみで呼び合う。
声の出演
アニメ
東京ムービー新社の制作により、毎週月曜日の19時から19時30分の時間帯に、第1期が1983年7月11日から1984年3月26日、第2期が1984年10月8日から1985年7月8日まで日本テレビ・よみうりテレビ系で放送された。第1期と第2期の間にはエイケン制作の『ガラスの仮面』が放映されている。第1期の杏里が歌う主題歌「CAT'S EYE」は大ヒットして、アニメ番組にアニメ歌手でない一般歌手がタイアップするはしりとなったが、番組自体の平均視聴率は13%から14%と、広告代理店の読売広告社は決して高くないとの評価を下している。
オープニングとエンディングは、当時の放送時間と番組がアニメという媒体であることを考えると性的な刺激が強いものであった。第1期オープニングは曲自体がアニメソングの王道パターン(番組名連呼)を踏襲していたが、第2期の方は映像(絵柄)・音楽ともにエロティシズムを醸し出していた。エンディングは第1期・2期とも、来生3姉妹がダンスをするもので、実写と融合させたものだった。
なお、第1期では来生3姉妹の入浴シーンで乳首の露出が存在する(漫画と第2期には存在しない)。
第1期のチーフディレクターは、出崎統の下で演出職を務めていた竹内啓雄、第2期は『ルパン三世』シリーズに参加し、後に『シティーハンター』や『名探偵コナン』を監督することになったこだま兼嗣が務めた。キャラクターデザインは、出崎統とコンビを組むことが多い杉野昭夫が第1期のメインキャラクターと第1話のゲストのデザインを担当。杉野は最初の数話を担当したのみで、第1期の残りのデザインは、総作画監督も務めた平山智が担当し、平山は第2期のメインキャラクターのデザインも任された。
第1期は原作を下敷きにした作品の割合が多かったが、第2期に入り、柏原寛司、峯尾基三ら「太陽にほえろ!」等のアクションドラマ出身の脚本家の参加により、1話限りのゲストキャラを配して、美術品によって私腹を肥やす悪人との対決を描く活劇的なストーリー等バラエティ豊かな作品が続出する。その一方で、原作での主要キャラであった平野、武内、木崎、神谷が登場せず、原作を下敷きにした作品でもストーリーが異なるなどの相違点がある。この為に人間ドラマとしての質が落ちてしまったとの批判を受けている。全体的に原作と比べ、舞台設定やキャラクターの設定は変更されている部分も多い。なお、BGMの方は、大谷和夫が過去に担当し日本テレビ音楽が原盤権を管理しているドラマ「探偵物語」「プロハンター」のものも多数流用された。
現在、2006年10月よりTOKYO MXにて毎週木曜日21時00分-21時30分に、またキッズステーションでも2007年9月より月-金曜日23時00分-23時30分に放送中。
スタッフ※ (1) (2) は片シーズンのみの担当 |
声の出演 |
主題歌
オープニングテーマ
エンディングテーマ
- 『DANCING WITH THE SUNSHINE』(第1期)
- 作曲:小田裕一郎/作詞:三浦徳子/歌:杏里(後半よりキャシー・リン)
- 『ホットスタッフ』(第2期)
- 作曲:津野剛司/作詞:ブライアン・リッチー/歌:シェリー・サベッジ
サブタイトル
前後番組
| 日本テレビ系 月曜19:00枠 | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
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CAT'S EYE キャッツ・アイ
(第1期) |
ガラスの仮面
(エイケン版) |
|
| 日本テレビ系 月曜19:00枠 | ||
|
ガラスの仮面
(エイケン版) |
CAT'S EYE キャッツ・アイ
(第2期) |
|
テレビドラマ版
『CAT'S EYE キャッツ・アイ ミッドナイトは恋のアバンチュール』は、日本テレビ系で1988年7月23日に「土曜スーパースペシャル」の枠で放映された。ドラマ制作は日本テレビ、演出は高橋勝、脚本はテレビアニメ版にも参加した日暮裕一。
出演
小説
高屋敷英夫によるノベライズ作品で、1996年12月13日にジャンプ j-BOOKSより発売。9ページ(4ページカラー)のおまけ漫画が描き下ろされ収録された。なおこの漫画は完全版の15巻にも収録されている。
実写映画
『CAT'S EYE キャッツ・アイ』は、フジテレビ、キングレコード、バーニングプロダクションの製作で、東宝の配給で1997年8月30日から公開された日本映画。上映時間92分。
監督は林海象で、脚本には林海象とアニメ版も手がけた土屋斗紀雄。同時上映は『シャ乱Qの演歌の花道』。
原作のレオタードがボンデージ風のレザーファッションになり、マスクも被るという『バットマン』風に大胆なアレンジが加えられた。主役も次女の瞳から、内田有紀演じる三女の愛へと変更になった。主題歌はアニメを踏襲して、杏里が歌う『CAT'S EYE 2000』。
公開当時、藤原紀香は3人の中で最も知名度が低かったが、出世作といえるドラマ『WITH LOVE』・『ハッピーマニア』を経た後のフジテレビ地上波登場の際には知名度も上がり、一番に紹介された。
出演
書誌情報
完全版は徳間書店より発刊、その他は全て集英社より発刊。特に記載のない物は全て北条司作。
- 小説版(原作:北条司、著:高屋敷英夫)- 1996年12月発行 ISBN 4-08-703055-5
- Parrot 幸福の人(原作:北条司、デジタルワーク:永田太) - 2000年月発行 ISBN 4088570405
関連項目
- 本作に登場した喫茶店「キャッツアイ」が再登場。
- RASH!! - モブキャラクターとして平野と武内が登場。
- 猫目石 - 英語でキャッツアイ。
- 木更津キャッツアイ - キャッツ・アイが元ネタのシーンがある。
外部リンク
カテゴリ: 移動保護中の記事 | 北条司 | 漫画作品 き | 週刊少年ジャンプ | アニメ作品 き | 1983年のテレビアニメ | 日本テレビ系アニメ | 東京ムービー | 日本テレビのスペシャルドラマ | 日本の映画作品 | 漫画が原作の映画作品 | フジテレビ製作の映画 | 1997年の映画 | 怪盗を主人公としたフィクション作品
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』2008年4月8日 02:04 版 改訂履歴 Text is available under GNU Free Documentation License. |